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本日発売の『文學界』八月号に、戸川純の初小説「狂女、純情す」が掲載

2024.07.05

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『文學界』八月号が7月5日(金)に株式会社文藝春秋より発売された。
「ゲルニカ」の結成から43年。数々の伝説的な楽曲を世に送り出してきた戸川純の初小説「狂女、純情す」が掲載されている。
「狂女、純情す」は、「妹が亡くなり、マスコミから追われ、男と出会った。それは修羅の始まりでもあった──」という物語。
このほか、「獰猛な生への執着」と題した戸川純のインタビューも掲載(聞き手=前田隆弘)。
 
戸川純は子役経験を経て、1980年に『しあわせ戦争』でテレビドラマデビュー。82年にゲルニカのボーカリストとして『改造への躍動』でデビュー。同年、TOTOウォシュレットのCM出演でお茶の間にもインパクトを与える。84年にアルバム『玉姫様』でソロデビュー。女優としても活躍し、映画『釣りバカ日誌(1~7)』などにも出演。2020年からYouTubeにて「戸川純の人生相談」を不定期で配信。著作に『戸川純全歌詞解説集──疾風怒濤ときどき晴れ』『戸川純エッセー集 ピーポー&メー』などがある。
 
さらに、村上春樹が語る「音楽とデザインの幸福なコラボレーション」、児玉雨子とニシダの「文学フリマ・ルポ」、奥泉光の「寶井俊慶」、角田光代の「星ひとつ」、「詩人は物事の核心(ハート)を記録する」と題したアマンダ・ゴーマンのインタビューなど、読みどころが満載の一冊となっている。

商品情報

『文學界』八月号

発売日:2024年7月5日(金)
定価:1,200円(税込)
出版社:文藝春秋

【目次】
<創作>
奥泉光 寶井俊慶
霊木に埋もれた仏を彫り出す名手にして、張型作者?! 私は知られざる仏師の足どりを追う 

角田光代 星ひとつ
父から継いだすずらん食堂も今は閑古鳥。食事中もスマホから目をあげない客たちに、文紀はつい……

<創作>
戸川純 狂女、純情す
妹が亡くなり、マスコミから追われ、男と出会った。それは修羅の始まりでもあった─戸川純、初小説

<インタビュー>
獰猛な生への執着 戸川純 聞き手=前田隆弘

<講演>
高橋睦郎 日本 平安時代 源氏物語 そして歌

<書評エッセイ>
乗代雄介 過ぎ去り、語りは届く——『日本蒙昧前史』論

<リレーエッセイ>
身体を記す 第7回 小池水音 私たちの喉

<トーク>
村上春樹
音楽とデザインの幸福なコラボレーション
聞き手=村井康司
愛蔵するデヴィッド・ストーン・マーティンがデザインしたレコードに囲まれて、ジャズを語る

<『わたしたちの担うもの』邦訳記念>
インタビュー アマンダ・ゴーマン 詩人は物事の核心(ハート)を記録する
解説 鴻巣友季子 二重写しで浮かびあがる壮絶な道のり
詩 アマンダ・ゴーマン 「わたしたちの名は」「エセックスI」

<文学フリマ・ルポ>
児玉雨子 書かれるもの、作られるもの、販売されるもの、やがて読まれるか、あるいは読まれないもの。

ニシダ わたしの地獄と文学フリマ

<連載>
渡辺祐真 世界文学の大冒険 第2回 世界文学史を編むことの困難

<今月のエッセイ>
松永K三蔵 押せども、ひけども、うごかぬ扉

小針智意子 時のうつろい

根本知 かな書道と心のかたち

<窓辺より>
小澤身和子 翻訳する頭と体

間宮改衣 私の窓辺

豊永浩平 海に霧

<詩歌>
柳原恵津子 七月七日

<連載>
又吉直樹 生きとるわ 第8回

松浦寿輝 谷中 第9回

松尾スズキ 家々(いえいえ)、家々家々(いえいえいえいえ) 第4回

江南亜美子 「わたし」はひとつのポータル 第5回

津野青嵐 「ファット」な身体 第6回

東畑開人 贅沢な悩み 第8回

千葉雄喜 千葉雄喜の雑談 第8回

西村紗知 成熟と〇〇 最終回

金川晋吾 でもだからこそ日誌 第10回

江﨑文武 音のとびらを開けて 第13回

王谷晶 鑑賞する動物 第23回

辻田真佐憲 煽情の考古学 第31回

藤原麻里菜 余計なことで忙しい 第32回

平民金子 めしとまち 第40回

松浦寿輝 遊歩遊心 第59回

犬山紙子 むらむら読書 第79回

宮崎智之 須藤輝彦 新人小説月評

<文學界図書室>
辻山良雄 『しぶとい十人の本屋』(木村衣有子)

<その他>
文學界新人賞応募規定

執筆者紹介

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