坂本龍一が意図したコンサートをできるかぎり忠実に映画化するため、本人含めスタッフ一同、全身全霊でOpusを作り上げました。出来上がった映画には物語やセリフはありません。ピアノと身体、音楽と表情だけのコンサート映画です。ウトウトしたら音楽に揺さぶられながら寝ちゃうのも一興。本物のコンサートのつもりで音に身を預け、体験していただければ、本人も嬉しかったんじゃないかと思います。Enjoy the concert!
【『Ryuichi Sakamoto | Opus』セットリスト】 Lack of Love BB Andata Solitude for Johann Aubade2020 Ichimei- small happiness Mizu no Naka no Bagatelle Bibo no Aozora Aqua Tong Poo The Wuthering Heights 20220302 - sarabande The Sheltering Sky 20180219(w/prepared piano) The Last Emperor Trioon Happy End Merry Christmas Mr.Lawrence Opus - ending
【坂本龍一自身が選曲した20曲で構成。最後のピアノ・ソロ演奏を記録した最初で最後の長編コンサート映画】 昨年の3月に逝去した音楽家 坂本龍一。闘病生活を続けていた彼が最後の力を振り絞り演奏したソロ・コンサート。2022年9月、東京のNHK 509スタジオで行なわれた撮影に、坂本のためにカスタムメイドされ、長年コンサートで愛用したヤマハのグランドピアノだけで臨んだ。「Merry Christmas Mr. Lawrence」、2023年に発表された最後のアルバム『12』からの曲、初めてピアノ・ソロで演奏された「Tong Poo」まで、自身が選曲した20曲から構成。ボーダーを越え活動を続けた坂本の軌跡を辿る曲目、鍵盤を奏でる指と音楽家の息遣い、その人生が刻みこまれた手。坂本が全面的に信頼を寄せた監督と撮影クルーたちが入念に撮影プランを練り上げ、親密かつ厳密な、世界でひとつしかない宝物のような映画空間を生み出した。坂本自身がアプルーブし、入念なポストプロダクションを経て完成した、坂本の最初で最後の長編コンサート映画。