野田洋次郎(RADWIMPS)が、ソロ名義として初のオリジナルアルバムを今秋にリリースすることを発表した。
4月14日(日)に横浜・ぴあアリーナMMで行われたRADWIMPSのアジアツアー日本公演の終演後に突如フライヤーが配布され、ソロ名義でのアルバムを制作していることが明らかになった。
アルバムタイトルは『WONDER BOY'S AKUMU CLUB』。先日配信リリースになったラッパー・kZm(ケーズィーエム)をフィーチャリングに迎えた「EVERGREEN feat.kZm」を含め、自由にゆるやかに制作した“私小説”的な全13曲が収録されている。詳細は後日発表。
また、5月10日(金)にはDJ / プロデューサーのKMがリミックスした「EVERGREEN feat.kZm(KM Remix)」を収録した7inch・アナログ盤のリリースも決定している。
野田洋次郎 コメント
[野田洋次郎、Yojiro Noda]名義ではじめてのオリジナルアルバムをリリースします。
RADWIMPSの一員として15歳からバンドをやり、なんの因果かこんなところまで来ました。その間にillionという名義でも活動したり。
RADWIMPSという母体は永遠に僕の中で核として有り続けるという前提で、だーれの声も眼も気にせず音と戯れ、今だからできる音楽のアプローチで音の海を泳いでみたいと思ったのでした。
どんな名義でもその時々の音楽的挑戦と言葉を探究することになんら変わりはないのですがラッドでは幸せなことに映画など他の作品との濃密な掛け算、コラボレーションから曲を作ることも増えてきた中「今、たった一人でぽつんと海に出たら俺は果たしてどんな泳ぎ方をするんだっけ?」というような感覚になりました(あと他の作品との掛け合わせもないことで、どんなひどい曲を作って失敗したとしても誰にも迷惑がかからない、とも思ったり)。
というわけでこの2年間ほど、空いた時間に時にふわっとゆるやかに、時にガッツリと、あーだこーだと夢中になりながら、たまにもがき、たまーに辞めてしまいそうになりながら出来上がった13曲。気づけば歌詞は極めて私小説的なものになりました。これはさすがに[野田洋次郎]として出さないわけにはいかないな、と相成りました。
たのしかった。なんかそんなつもりなかったのにめちゃくちゃいいアルバムできた気がします。無性に、自由に、聞いてほしい。たのしみにしていてもらえたら嬉しいです。
最後に野田洋次郎名義ながら結局何曲かに参加してもらった桑原と武田、そしてこのアルバムを作る入り口をくれたHOLLYに感謝します。
【野田洋次郎プロフィール】
ロックバンドRADWIMPSのボーカル、ギター、ピアノとしてほぼ全ての楽曲の作詞作曲を手掛ける。
ジャンルという既存の枠組みに捉われない音楽性、恋愛から死生観までを哲学的に、情緒的に描いた歌詞で、思春期を過ごす世代を中心に大きな支持を受けている。アニメーション映画『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』の音楽全般を担当し、それぞれ日本アカデミー賞最優秀音楽賞を授賞。また、他アーティストへの楽曲提供や俳優として映画やドラマの主演を務めるなど多彩な活動を行なっている。