劇作家・演出家ペヤンヌマキが2022年の杉並区長選挙を追ったドキュメンタリー映画『映画 ◯月◯日、区長になる女。』が、2024年新春のポレポレ東中野での公開に先駆け、年末に地元・杉並での先行上映イベントが開催決定。
また特報に続き、予告編も完成。さらに、津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)、東海テレビドキュメンタリー・プロデューサー阿武野勝彦(『人生フルーツ』、『さよならテレビ』)からの新着応援コメントも到着した。
杉並での先行上映イベントは、来たる12月28日(木)の昼帯に阿佐ヶ谷ロフトAで開催。上映後には監督・ペヤンヌマキとプチ鹿島(時事芸人)をゲストに招いたトークライブも行なわれる。
イベント会場のある阿佐ヶ谷は、映画にもたびたび登場する場所。その空気感や雰囲気も含め、映画をよりリアルに体感する絶好の機会となる。
チケットは12月9日(土)21時より発売。チケット販売方法などの詳細は、阿佐ヶ谷ロフトAのオフィシャルサイトからご確認いただきたい。
阿佐ヶ谷で見よう!『映画 ◯月◯日、区長になる女。』公開記念先行上映会
日時:2023年12月28日(木)12時開場 / 12時30分開演
会場:阿佐ヶ谷ロフトA
*イベント詳細、チケット販売方法は、阿佐ヶ谷ロフトオフィシャルサイトまで。
▼『映画 ◯月◯日、区長になる女。』予告編
津田大介(ジャーナリスト / メディア・アクティビスト)応援コメント
困った。杉並から離れて結構経つが、こんな魅力的な映画を見せられたら、いまの場所から引っ越してまた杉並区民に戻りたくなってしまうではないか──。
阿武野勝彦(東海テレビ ドキュメンタリー・プロデューサー)応援コメント
杉並の選挙に鶴を見た!
道路建設で潰される予定の本作監督のアパート…。道路計画が蹂躙する緑豊かな遊歩道、
そして70年物のアケボノ杉…。身近な端緒から始まり、既成ドブ板政治の厭らしさのオンパレードか…と思いきや、清々しい風がビュンビュン吹く。
それは間違いなく、岸本聡子さんが連れてきた風だ。早口でキリッと話す言葉にアイマイが混じらない。背筋は常にシュッと伸びて、まるで沼に立つ鶴のよう。区長選から区議選へ聡子さんの風は伝播する。政治的アパシーなどと言っている場合じゃない。草の根の風が地域を変えていけそうなのだ。
私の一押しは、支援者に四の五の言われて、ちょっとイラっとして受け流そうとした聡子さんが、更に説教の追い打ちをかけられる場面…。これは、ファンムービーじゃない! 監督の距離感が、とても素敵だ。
また、ペヤンヌマキが主宰する演劇ユニット「ブス会*」が2022年11月に西荻窪の遊空間がざびぃにて上演した、第8回ブス会*『The VOICE』が2024年1月4日(木)よりイープラスStreaming+と観劇三昧にて配信されることが決定した。
『The VOICE』はペヤンヌマキが構成・演出を、向島ゆり子が演奏・音楽監督を務め、杉並区の都市計画道路問題をテーマにした伝承音楽劇。映画のアナザーストーリーとしても楽しめる作品だ。
第8回ブス会*『The VOICE』配信情報
Streaming+
配信期間:2024年1月4日(木)正午12時~1月17日23:59(水)※14日間限定
▼観劇三昧
配信期間:2024年1月4日(木)正午12時~
▼『映画 ◯月◯日、区長になる女。』特報
商品情報
映画 ◯月◯日、区長になる女。
【出演】杉並区民のみなさま
【主題歌】
『黒猫同盟のミュニシパリズム』
作詞・作曲:ブランシャー明日香
歌唱・編曲:黒猫同盟
【音楽】黒猫同盟(上田ケンジと小泉今日子)、向島ゆり子、ブランシャー明日香
【プロデューサー】松尾雅人
【監督】ペヤンヌマキ
2024年/110分/DCP/日本
製作・配給・宣伝・著作:映画 ◯月◯日、区長になる女。製作委員会
©︎ 2024 映画 ◯月◯日、区長になる女。製作委員会
2024年1月2日(火)よりポレポレ東中野にて新春ロードショー!
《イントロダクション》
東京都杉並区。57万人が暮らす緑豊かな街で、行政主導の再開発、道路拡張、施設再編計画が進んでいた。そんな状況のなか迎えた2022年6月の杉並区長選挙。住民たちは、ひとりの候補者を擁立する。ヨーロッパに暮らし、NGO職員として世界の自治体における「公共の再生」を調査してきた岸本聡子だ。地縁なし、政治経験なしの彼女の相手は3期12年続く現職区長。しかも岸本が日本に帰国したのは投票日2カ月前。ここから岸本と彼女を擁立した住民との当選を目指しての本気の対話が始まる。
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