2014年に解散したTHE BOOMのギターリスト小林孝至と沖縄古典民謡歌手のよなは徹が結成した“KUON”が、初のミニアルバム『9Strings』を7月12日（水）各音楽サブスクサイトにて配信リリースした。これまでに発信してきたギターサウンドとは少し趣を変え、より多幸感溢れるアレンジにこだわりつつ、和のテイストを丁寧にLo-Fiに落とし込んだ音楽空間を紹介している。
“KUON”結成の背景 / 活動
“KUON”はコロナ禍で開催された沖縄でのライブ配信番組での共演がきっかけとなり結成。エレキギター（6本弦）に三線（3本弦）を重ねて「KUON（9音）」と名付けたユニットを2023年から本格的に活動開始した。2023年5月には代々木公園野外ステージにて行なわれた『沖縄Fes.』に初出場し、夕方の代々木を盛大に沸かせた。
▼「沖縄Fes.」：https://youtu.be/6qElQxJwfdQ
ミニアルバム『9Strings』
今回のミニアルバム『9Strings』で驚くのが、1曲目にクリスチャンの名曲「Amazing Grace」のカバーを持ってきたところである。三線のメロディと、泡のような音色のエレクトリックピアノが重なり合い、和の空間にも親しみを寄せた新しいエッセンスの作品となっている。THE BOOM時代から音楽マニア、楽器マニアとして様々なジャンルを聴き演奏してきた小林がエレキギターのクリーントーンにこだわった、儚げでドラマチックなアレンジとなっている。また、アルバムのトラックリストもあわせて解禁となった。
これまで人気プレイリスト入りしたシングル「Amadori」「Sango」2曲と小林孝至書き下ろしの新曲「Beau」と「Crickets」を含む全5曲のミニアルバムとなっている。
▼KUON「Amadori」
▼KUON「Sango」
KUONコメント
▼小林孝至
コロナが始まって、沖縄への移住も考えたりしていた頃、沖縄にYouTubeの撮影に行くことになり、そこで旧友に連絡したことから徹さんや、FECのお笑い芸人さんたちと知り合うことになりました。徹さんとは偶然の出会いが重なりました。初めて一緒に音を出した時、これだっていう新鮮な何かが蘇った感覚で、そこからはどんどん曲のアイデアが生まれ、今回のアルバムを発表することになりました。
▼よなは徹
THE BOOMは高校生の頃から聴いていたので、まさか一緒に活動をするとは思ってもみませんでした（笑）。コロナ禍も落ち着いてきたと思うので、海外での演奏が出来るようにしたいですね！東京と沖縄でのレコーディングは録音したデータのやり取りとかもサーバーに預けたりと、ネットの進化の早さにびっくりしています。昔のアナログレコーディングから経験させていただき、デジタルレコーディングの導入した時、ハードディスクを持ち歩いてレコーディングしていたのが懐かしいです。
【KUON プロフィール】
三線とエレキギターのインストゥルメンタルを中心にしたミディアムスローなリゾートミュージック。
2023年2月24日、1stシングル「Sango」をデジタルリリース。
小林孝至（こばやしたかし）
山梨県甲府市出身。1986年、THE BOOM結成。ストリートライブを経て1989年にSONYレコードよりデビュー。全国ツアー、武道館を経て「島唄」で第35回日本レコード大賞。紅白歌合戦出場。バンドの休止中にロンドン、THE GUITAR INSTITUTEに留学。スイス・モントルーにて「モントルー・ジャズ・フェスティバル」に出演。ブラジリアンミュージックを始めとして、ロック、ジャズ、ファンク、オルタナティブなどの ミクスチャーも造詣が深い。演奏楽器はエレキ、アコースティック以外にマンドリン、カバキーニョ、ウクレレ、ペダルスティールギター、三線。2020年、ソロとして活動開始。CM楽曲や、プロデューサーとしても活躍中「KUON」では作曲、アレンジ及びギター、ベース、ピアノ、ドラムなどを担当。
よなは徹（よなはとおる）
沖縄県北谷町謝苅出身。
琉球古典音楽・島うた界における斬新な歌者。幼少の頃から培われた歌、三線は揺らぐことがない。数々の芸歴と受賞といった実力を持ちながら新しい島うたの世界を切り開く。自身の創作活動だけでなく、各アーティストとの共演や津軽三味線とのコラボレーションなど幅広く活躍し、ハワイ、アジア、北米、南米にまでおよぶ。琉球古典音楽 野村流音楽協会／師範 国指定重要無形文化財「組踊」／伝承者（太鼓）
「KUON」では三線、笛、ボーカルを担当。
Instagram▷https://www.instagram.com/machu34/
Twitter▷https://twitter.com/machu34
商品情報
9Strings
2023年7月12日（水）0:00配信スタート
【収録内容】
1. Amazing Grace
2. Sango
3. Beau
4. Amadori
5. Crickets
