中国成都市(四川省)に新しくオープンする成都木木美術館(人民公園館)[M WOODS(People’s Park), Chengdu]では、開館記念展として、先駆的音楽家・アーティストの坂本龍一の個展『SOUND AND TIME』を開催することが発表になった。
2年前に北京のM WOODS HUTONG | 木木艺术社区で開催された坂本のアート作品を初めて本格的に紹介した展覧会を発展的に継承し、坂本のアート活動を包括的に振り返る最大規模の個展となる。
【IS YOUR TIME】
Installation view, IS YOUR TIME, 2017, Ryuichi Sakamoto and Shiro Takatani, “seeing sound, hearing time”, Beijing, 2021.
Image courtesy of M WOODS
【LIFE - fluid, invisible, inaudible…】
Installation view, LIFE - fluid, invisible, inaudible…, 2007/2021, Ryuichi Sakamoto and Shiro Takatani, “seeing sound, hearing time”, Beijing, 2021.
【async – drowning】
Installation view, async – drowning, 2017, Ryuichi Sakamoto and Shiro Takatani, “seeing sound, hearing time”, Beijing, 2021.
Image courtesy of M WOODS
50年以上にわたる活動の中で、坂本は常にさまざまな手法やメディアの境界を果敢に超えながら、クリエイティブな実践とアートの可能性に対する私たちの常識を覆して新しい道を示してきた。
本展では年代順による作品紹介ではなく、それぞれの作品の持つ異なる時間と空間を紡ぎ合わせて、展覧会という形の一つの多様なネットワークを作り出す。展覧会は、他のアーティストと共同で制作した8つの大規模なサウンド・インスタレーション作品で構成され、そのうち屋外スペースでは、本展のために新たに制作されたサイト・スペシフィックな作品が、初めて公開される。
展覧会情報
『Ryuichi Sakamoto: SOUND AND TIME』
会期:2023年7月30日〜2024年1月5日
会場:M WOODS(People’s Park), Chengdu
中国 成都木木美術館(人民公園館)
コラボレーション・アーティスト:
高谷史郎、真鍋大度、Zakkubalan、アピチャッポン・ウィーラセタクン
キュレーター:難波祐子、Victor Wang | 王宗孚