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世界第二の経済大国・中国の劇的な変化を記録した『写真で比べる中国大都市の近現代』シリーズが遂に完結

2023.02.22

『香港今昔』が2023年2月22日(水)に株式会社創元社より発売された。「写真で比べる中国大都市の近現代シリーズ」は『香港今昔』の刊行をもって完結となる。
 
本シリーズは、2016年から2017年にイギリスで出版された、「Then and Now」シリーズ中国編の日本語版。
都市景観を写した主に20世紀前半の古写真と、同じ場所で撮り下ろしたごく最近の写真を比較することで、世界第二の経済大国・中国の劇的な変化を記録した、見て読んで楽しめる、史料としても貴重な大判写真図説シリーズだ。

『上海今昔』──東洋のパリとうたわれた英米仏租界の昔と今

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1978年より鄧小平主導の改革開放政策で市場経済への移行が図られ、2010年には日本を抜いて世界第2位の経済大国となった中国。その経済発展の中心のひとつが上海だ。英米仏の植民地都市として租界が形成され、「東洋のパリ」とも呼ばれた上海は、後の日本の侵略、共産党支配、文化大革命と激しい歴史の波に洗われてきた。『上海今昔』は、その建築物や都市景観を写した主に20世紀前半の古写真と、同じ場所で撮り下ろしたごく最近の写真を比較することで、中国現代史を象徴する劇的な都市の変化を視覚的に検証し鑑賞できる、大判写真資料だ。
 

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▲『上海今昔』P28-29  ブロードウェイマンション
 

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▲『上海今昔』P138-139  浦東を一望する

『北京今昔』──世界の首都へと発展する大都市の昔と今の姿

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1978年より鄧小平主導の改革開放政策で市場経済への移行が図られ、2010年には日本を抜いて世界第2位の経済大国となった中国。その首都である北京は、今や世界政治の中心としても急速に発展しつつある一方で、明清帝国時代の都市計画や建築が今でも数多く残されている歴史都市でもある。北京の建築物や都市景観を写した主にごく初期の写真を含む19世紀後半から20世紀前半の古写真と、同じ場所で撮り下ろしたごく最近の写真を比較することで、都市の爆発的な拡大の中でも、変わるものと変わらぬものがあることが理解できる。
 

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▲『北京今昔』P70-71  鼓楼
 

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▲『北京今昔』P86-87  崇文門からの外城の眺め

『香港今昔』──貿易・金融拠点として繁栄する都市の今と昔

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19世紀後半にイギリスに割譲され、その後アジアと欧州をつなぐ貿易・金融拠点として、特異な発展を遂げ、1997年ついに中国に主権が返還されたのちは、一国二制度の歴史を刻んできた香港。独自のコロニアルな景観を形成した香港・マカオの建築物や都市景観を写した古写真と、同じ場所で撮り下ろしたごく最近の写真を比較することで、その変遷を知ることができる。
 

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▲『香港今昔』P10-11  香港中環
 

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▲『香港今昔』P74-75  ヴィクトリアピークから見おろす九龍と新界

商品情報

写真で比べる中国大都市の近現代シリーズ

各巻判型:B4判変型(縦24.4×横27.9cm)
各巻頁数:144頁
各巻定価:6,050円(税込)
発行所:株式会社創元社

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