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トップニュース歌手・加藤登紀子が語る「ロシアと戦争」、国境を超えて人の心をつなぐ歌──新刊『百万本のバラ物語』12月21日(水)光文社より発売!

歌手・加藤登紀子が語る「ロシアと戦争」、国境を超えて人の心をつなぐ歌──新刊『百万本のバラ物語』12月21日(水)光文社より発売!

2022.12.14

加藤登紀子の著作『百万本のバラ物語』が12月21日(水)に光文社より刊行される。
 

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ラトビアで悲しい子守歌として生まれ、ロシア語のラブソングに翻訳されたのちに、ソ連で大ヒットした「百万本のバラ」。歌手の加藤登紀子が日本語訳で40年近く歌い続けるこの歌は、国境を超えて、人の心をつなぐ歌としての運命を生きている。
「百万本のバラ」を作った人たちの運命、どこかでこの歌をうたっているはずの人の今──果てしない世界の放浪者のように、とぼとぼと、したたかに生き続けているこの歌を改めて見つめてみると、そこには大きな歴史に翻弄されようとも、なんとか生きてきた一人一人の物語があった。
ロシアとウクライナをはじめとする周辺国、そして加藤登紀子が生まれた満州(中国東北部)のハルビン……そこに生きる人、そこを追われた人たちとの出会いを、1本ずつバラを束ねていくように、自身の歌と人生とともにつづる。
 

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“ここに書いたのは、私が巡り合うことになった、「はみだし者たち」の物語だ、と思ってください。
「百万本のバラ」に込められた無限大の愛は、壮大な失恋です。でも果たされぬ恋だからこそ生き続けるのです。
敗れることを怖れず、夢を抱き続ける勇気。
この歌を生み出したすべての人に、この歌を愛したすべての人に、どんな時も共に生きていると伝えたくて、この本を書きました。
どんな時も、今生きているあなたが主人公であり、希望です。”
(プロローグより)

推薦文

佐藤 優(作家・元外務省主任分析官)推薦!
「歌に国境はない。ウクライナ戦争下でもウクライナ、ロシア両国で愛され、歌われる『百万本のバラ』が人々の心を変える日が来る。」
 
【加藤登紀子(かとう ときこ)プロフィール】
1943年、中国東北部ハルビン市に生まれる。65年、第2回アマチュアシャンソンコンクールで優勝し、歌手デビュー。翌年に「赤い風船」で日本レコード大賞新人賞、69年に「ひとり寝の子守唄」で、71年に「知床旅情」で日本レコード大賞歌唱賞を受賞。「愛のくらし」「百万本のバラ」「時には昔の話を」「難破船」などヒット曲多数。著書に『青い月のバラード』『運命の歌のジグソーパズル』『哲さんの声が聞こえる』などがある。

商品情報

百万本のバラ物語

著者:加藤登紀子
発売日:2022年12月21日(水)
判型:四六判ソフト
定価:1,760円(税込)
発行:光文社

【目次】
プロローグ
第一章 「百万本のバラ」の運命
「百万本のバラ」との出会い/ソ連の崩壊/ラトビアの子守唄 として生まれた/無限大の愛の歌
第二章 ハルビンというルーツ
ハルビン学院/新婚生活/登紀子の誕生/戦争という日常
第三章 敗戦の青空
難民となって/ソ連の略奪/中国は内戦中/ハルビンとの別れ/極限の旅
第四章 スンガリー物語
スンガリー開店/ニコライ堂の結婚式/母とうたった「モスククワ郊外の夕べ」/ウオッカで20歳の乾杯
第五章 無頼の青春
トロツキストと呼ばれた若者たち/鉄のカーテンを揺らすもの/ナホトカ航路/それはチェコ侵入の日/悲しき天使
第六章 音楽に祖国を求めて
ハルビン音楽祭/「イマジン」の原点/ホテル・アドリアーノ/父の死
第七章 聖地を歩く
チェルノブイリへの旅/バルト海の美しい街/テロに揺れたパリ公演
第八章 果てなき大地の上に
母の死/ドン川のほとりの街/サハリンへの旅/ハルビンで75歳の誕生日/果てなき大地の上に
エピローグ

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