シンガーソングライターのMyuk（読み：ミューク）が新曲「フェイクファーワルツ」のMusic Videoを公開した。

 

楽曲はMyuk本人の実体験をもとに作られた、共感型ファンタジー作品。

他人と違うことで感じる“生きづらさ”や、何かと比べてしまう自分の“醜さ”を、童謡「みにくいアヒルの子」をモチーフにMyuk自身が詞に閉じ込めた。

作曲はTikTokでバイラルヒット中の楽曲「チグハグ」の制作に携わった木下龍平氏によって、ファンタジーなサウンドへと昇華されている。

 

公開されたMVは、TVメディアやTwitterトレンドにも入り話題になったAI画像生成ツール“Midjourney”（ミッドジャーニー）を駆使したMusic Video。“みにくいアヒルの子“をモチーフにしたキャラクターをAIが生成した壮大で現像的な背景イラストが際立てており、手描きイラストのみで作ったものとはまた違った趣向も持った映像作品となった。

 

公開に合わせて、Midjourneyのプロンプト（AIへの指示文）生成を担当した852話、キャラクターデザインを担当したpotg、Myuk本人からそれぞれコメントが到着した。

Music Video配信直前にはStudio YouTube LIVE 「シークレットヘルツ」をオフィシャル YouTubeチャンネルにて実施。「AIが作ったイラストとは思えない」「ファンタジーだけど共感できる」など多数のコメントが寄せられている。

 

11月24日には東京 新代田FEVERにてワンマンライブも決定。活動の勢いを増していくMyukに目が離せない。

初めて聴いた時に心に刺さる曲だなと思いました。「みにくいアヒルの子」がイメージということで、この主人公自身が感じている思いが滲む歌詞で、ファンシーながらもそれだけでない深みを感じております。Myukさんの歌によって柔らかいのに重さを感じる不思議な一曲になっているなという印象でした。

MV背景イラスト制作に関して、今回はMidjourneyを使用させていただきましたが、出したいと思った画像をクリティカルで出力するのはまだ難しく、これからの技術の向上を楽しみながら色々思考を巡らせる必要があるなと強く感じております。暖かながら寂しく美しい、童話そのもののような素敵なMVに仕上がりましたので是非ご覧ください。

初めて曲を聴いた時は、昔からずっと比べられては負けてばかりで惨めだった過去と、今自分の絵でこうしてお仕事をいただけるようになった今を重ねて、あまりにも自分に当てはまる歌詞が多く、正直ちょっと苦しかったぐらいです…！軽やかで美しいメロディーと、Myukさんの存在感がありながらどこまでも柔らかい歌声がマッチして、素直に楽曲として楽しめる楽曲だなと感じました。

今回はキャラデザとキャライラストを担当させていただき、歌詞やテーマの特徴をしっかり拾って取り込んでみました。852話さんから頂いたAI背景を元にイラストを制作していく中で、イラスト制作でAIを活用する具体的な未来がはっきり見えてきた印象です。まだまだ課題は多い技術かと思いますが、コンテンツ制作の大きな助けになるように発展させていけたらと思います。

日常でふと感じる「生き辛さ」や「醜さ」は、誰かや何かと"比較されること"、“比べてしまうこと"が当たり前になっている世の中では、無くならないものなのかもしれません。でも反対に、羨んだり憧れることで私たちは自分を形作ったり、本当の優しい気持ちを持てるとも感じます。

今回のAI技術を用いたMVは、私が以前から無意識に憧れていたような世界観を実現してくれたように思います。アニメーションでの幻想的な風景と素敵なイラストと共に、皆さんそれぞれが、貴方らしい美しい白鳥になれますように。

 

▼Myuk「フェイクファーワルツ」Music Video

https://www.youtube.com/watch?v=umbQCAcblJY

背景にはチャットサービス「Discord」を通じて利用できる、イラスト自動生成AIソフト“Midjourney”を使用。
 

2022年11月24日（木）新代田FEVER

チケット一般発売中：https://eplus.jp/myuk/

公演詳細：https://www.fever-popo.com/schedule/2022/11/24/