昨年、アングラの巨匠・岡部道男作品を中心に集め開催され、大きな反響を得た『UNDERGROUND CINEMA FESTIVAL』が今年も開催。
本年度は上映都市を東京、京都、名古屋、浜松の4カ所に拡大、映画館での上映を中心に巡回が決定した。
今回のテーマは「サイケデリックと越境の旅」。“未知の世界を求める旅”を描く作品を特集する。「チベットの死者の書」などの翻訳で知られ、精神世界の探求者であり自然農の実践者としても著名なアーティスト、おおえまさのりの全作品を中心に、精神と人間性の解放を希求するフィルム・オリジナルの作品をデジタル化で復活。60年代、'70年代に作られたインディペンデント映画の、愛と自由と解放のメッセージが蘇る。
本年は日本のアンダーグラウンド作品に加え、ドイツLGBTQ映画の重鎮・ローザ・フォン・プラウンハイム監督のドキュメンタリー映画『アンダーグラウウンド・イン・N.Y.』を特別招待。本作は、70年代のNYアンダーグラウンド・シーンのスターたちの生々しい姿を捉えた、本邦初公開作品。
また、本日10月24日(月)20時より、DOMMUNEにて配信イベント『UNDERGROUND CINAMA FESTIVALとは何だ!in DOMMUNE』が開催。『UNDERGROUND CINEMA FESTIVAL』の魅力をお届けする。詳細はこちら。
『UNDERGROUND CINEMA FESTIVAL '22』プログラム
①【おおえまさのり全作品1《N.Y.サイケデリック革命の時代》】(10作品・92分)
『Four』1966年、『Creation』1966年、『Head Games』1967年、『Between the Frame』1967年、『end』1967年、『Salome’s Child』1968年、『No Game』1967年、『Great Society』1967年、『Yip-Out』1967年、『S No.1』1968年
②【おおえまさのり全作品2《東洋のサイケデリア》】(2作品・70分)
『天路遍歴の神話』1970年『リンガラジャ~空なるものの愛に捧げる詩』1971年
『ザ・タージ・マハル・トラベラーズ~「旅」について』(1973年・103分)監督:大野松雄
『味覚革命論序説』(1975年・50分)監督:クリエイティヴ・アクションズ発見の会
『風光』(1977年・11分)監督:達智巳一
『GOOD-BYE』(1971年・51分)監督:金井勝
『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』(2003年・52分)監督:金井勝
『バイバイ・ラブ』(1974年・85分)監督:藤沢勇夫
『アンダーグラウウンド・イン・N.Y.』(1976年・90分)監督:ローザ・フォン・プラウンハイム
開催予定
東京:下高井戸シネマ 11月26日(土)~12月2日(金)連日20:00~
浜松:浜松市鴨江アートセンター 12月3日(土)、4日(日)
名古屋:名古屋シネマテーク 12月17日(土)~23(金)レイトショー
京都:京都文化博物館 フィルムシアター 12月24日(土)、25日(日)
※料金等は会場ごとに設定。詳細はこちら。
Live Info.
UNDERGROUND CINAMA FESTIVALとは何だ!in DOMMUNE
日時:2022年10月24日(月)START 20:00〜23:00
出演者:鈴木章浩(Art Saloon)、おおえまさのり(作家・映像作家 / ZOOM参加)、イライザ・ロイヤル(ミュージシャン)、大場雄一郎(OverLightShow大箱屋~)、宇川直宏(現“在”美術家|DOMMUNE)
会場:SUPER DOMUNE(渋谷PARCO 9F)
会場チケット:¥1,000(ソーシャルディスタンシングを意識し35人限定でPeatixでスタジオ観覧者可能)
配信:DOMMUNE YouTubeチャンネル:http://www.youtube.com/user/dommune