韓国のプロデューサー/DJのNight TempoによるRA MU(ラ・ムー)の昭和グルーヴが本日配信リリースとなった(詳細はこちら)。
RA MUは1988年に、当時人気絶頂だったアイドルの菊池桃子がリード・ボーカルを務めたバンド。ブラック・コンテンポラリーとアイドルの組み合わせで、当時大きなインパクトを残した異色のバンドだったが、2010年代以降のシティ・ポップ・ブームの中で再評価されている。菊池桃子ファンを公言するNight Tempoが、昨年9月配信リリースの彼女の昭和グルーヴに続き、念願叶ってRA MUの昭和グルーヴも実現することとなった。
今回、彼がチョイスしたのはRA MUのラスト・シングル「青山Killer物語」と2ndシングル「少年は天使を殺す」の2曲。共に今年のフジロック・フェスティバルや昭和グルーヴ・ツアー、そしてアメリカLA公演でもテスト・プレイしてフロアを沸かせたリミックスである。
そのNight Tempoからコメントが届いている。
菊池桃子さんを知るきっかけになったRA MUの昭和グルーヴをリリースする事が出来て、本当に嬉しいです。RA MUがいなかったら、この昭和グルーヴ・シリーズも生まれていませんでした。RA MU再始動です!
──Night Tempo
そして、菊池桃子からもコメントが届いた。
RA MUの中では日本で最も支持を得た曲は1stシングル「愛は心の仕事です」ですが、敢えて違う曲をセレクトするあたりにNight Tempoさんのこだわりを感じます。また魅惑のダンスチューンに変化させてくださり、新しい楽しみかたを教えてくれて嬉しい限りです。
──菊池桃子
昭和グルーヴ・シリーズや日本での本格的な活動が始まったきっかけは、以前彼がネットに上げたRA MUのリエディットが担当者の目に留まったからであり、またフジロックで初披露した新プロジェクトFancylaboはRA MUからインスピレーションを得ているという。今回、Night Tempoに大きな影響を及ぼしているRA MUの昭和グルーヴが第15弾にして実現したのは、彼にとって感慨深い出来事に違いない。
最近ではSKE48 Team KIIの新公演楽曲を手掛けることが発表され、アイドル・プロデュースにも乗り出し、活動の幅を広げているNight Tempo。今後も彼の動きから目が離せない。