ABEMAオリジナル恋愛番組『彼とオオカミちゃんには騙されない』のBGMとして起用された「センチメンタル・キス（Acoustic ver.）」がSNSを中心として話題を呼び、10代が今聴いている曲にも選出されたシンガーソングライター、汐れいら。新曲「踏み切りにピアス」が、本日9月14日に配信リリースとなった。同日21時には、ミュージックビデオをプレミア公開する。

 

今回の「踏み切りにピアス」は、汐れいら本人曰く、彼女にとって“大事な曲”。一見難解な歌詞になっているが、その中には、「私は私が選んだ道を進む」という強い意志がいくつも散りばめられている。曲名の“ピアス”は彼女自身の“音楽”を意味しており、シンガーソングライターとしての決意の表れでもあるという。

様々な音が重なり合っており、聞く度にアレンジの面白さを感じられる。サビにかけてのストリングスアレンジでは、楽曲に重厚感を出している。アレンジは、藤本和則によるもの。

 

今夜21時にプレミア公開するMVは、楽曲の背景にもある、彼女の“決意”を表現したものとなっており、そういった目線で見ると少し切なさも残すビデオである。監督は前作「タイトロープ」同様、松田広輝が担当。

 

この曲を作る前、わたしは踏み切りにいました。どっちにいくべきか、どうやって決めるべきか、どっちが前進でどっちが後退なのか、どっちも不安定で不確定な道でした。だけど、苦さは甘くなると信じて、これから飛んで行くために、踏み切ったんです。

「杯を乾かすと書いて乾杯」みんなと語った甘い夢は、ポケットのクッキーを叩いて割れちゃったみたいに、半月になりました。半分になって、バラバラになって、私を誘惑してきました。確かにこっちは1人だよ。寂しいよ。円になれないよ。だけどわたしは、わたしの気持ちを両替なんてできっこなかった。ごめん。それと最大級のありがとう。

P.S.  わたしは、誰かのピアスみたいな音楽になりたい。毎日じゃなくていい、だけどたまに思い出してほしい。なくても生きられる、だけどないと少し寂しい。まあわたし、ピアスしてないけど。（笑）