PELICAN FANCLUBの新曲「ForTune」が本日より先行配信スタートとなった。
この曲は、昨日7月5日(火)に恵比寿LIQUIDROOMにて開催された、3人体制では最後となる公演『PELICAN FANCLUB ONEMAN LIVE – F –』にて初披露されたもの。
本編ラストで演奏されたこの曲は、アルバム「解放のヒント」制作時にレコーディングされていたものの、アルバムへの収録は見送られていた一曲。エンドウアンリの音楽的ルーツが色濃く現れた楽曲に、バンドや音楽そのものへの愛と、今現在の心境や未来への決意が綴られた歌詞を乗せ、この日のために完成させた。
今後はエンドウアンリ(Vo, Gt)のソロプロジェクトとして活動していくことがアナウンスされているPELICAN FANCLUB。エンドウは新曲「ForTune」に寄せて「バンドへのありったけの愛を込め、そして未練を閉じ込めて、3人の最後の日にそっと置いていきます」とコメントしている。
ここから新章に突入するPELICAN FANCLUBへの期待とともに、まずはこの1曲から彼の想いを感じていただきたい。
また、昨日開催されたライブの模様は7月12日(火)23:59まで有料アーカイブ配信を実施中。(Phot by Azusa Takada)
▼『PELICAN FANCLUB ONEMAN LIVE – F –』配信試聴チケット[見逃し配信:7月12日(火)23:59まで]:https://lnkfi.re/20220705F
「ForTune」に寄せて
2人の脱退発表後、音楽仲間や応援してくれている皆さんからの反応を受け止める中で、またむくむくと湧き上がった未練。
覚悟はしていたけれど、想像以上に感傷的な気分が襲ってきた。
でもすぐに、この強い未練は、これまでの2人とのバンド人生がとても素晴らしいものだったからこそ生じるものだということに気付く。
そのことに嬉しくもなり、感動した。
「ForTune」は、アルバム「解放のヒント」制作時にレコーディングしていた楽曲。
結成当初に演奏していたような、僕の音楽的ルーツが特に色濃く出ている1曲だった。
それだけに、アルバムのコンセプトには上手くおさまらず、結局、歌詞を付ける前に収録は見送った。
そして数ヶ月の後、スタッフとの会話の中で期せずして再会したこの曲は、バンドへの愛着を強く自覚する毎日を経た僕の心と驚くほどにリンクした。
これをかたちにすることで、自分のこの未練にケリがつけられるんじゃないかと思った。
僕はまた音楽に救われている。
この曲に、バンドへのありったけの愛を込め、そして未練を閉じ込めて、3人の最後の日にそっと置いていきます。
──エンドウアンリ
『PELICAN FANCLUB ONEMAN LIVE – F –』セットリスト
01. 新世解
02. Dali
03. Telepath Telepath
04. Chilico
05. アンナとバーネット
06. Karasuzoku
07. 儀式東京
08. 俳句
09. 許されない冗談
10. 説明
11. ダダガー・ダンダント
12. Luna Lunatic
13. Who are you?
14. ファ
15. to her
16. Night Diver
17. Day in Day out
18. 三原色
19. ディザイア
20. ForTune(新曲)
【Encore 1】
21. 少女A
22. 記憶について
【Encore 2】
23. 1992