沢田研二の主演映画『土を喰らう十二ヵ月』(中江裕司監督作品)の公開初日が11月11日(金)に決定、合わせて特報とメインビジュアルが公開された。
「いい男ね〜」と思わずこぼれた真知子(松たか子)の一言から始まる特報には、土井善晴が手掛ける料理が登場。四季を通じて撮影した本作らしく、ツトム(沢田研二)と真知子が、二人で春を感じる若竹煮をほおばる。
特報とメインビジュアルで表現するのは、「喰らうは生きる 食べるは愛する いっしょのご飯が いちばんうまい」という本作の本質。「いただきます」と手を合わせ、四季の恵みに感謝し、出来立ての料理をいただく。その一連の流れを特報同様、メインビジュアルでも表現するために、本作ではポスターとチラシの絵柄をかえ、2パターンのビジュアルを展開するという新しい形を打ち出しているという。
土井善晴が手掛けたツトムの日々の食事(ほうれん草の胡麻和えの膳、お粥の膳)と、四季と暮らしの風景を合わせて、デザインしている。
▲上からポスター、チラシ
また、特報でも使用されている全編に流れるジャズは、『花束みたいな恋をした』などの大友良英が担当し、本作に軽やかなリズムを加えている。
メインビジュアルの中央、存在感のあるタイトル題字は、型染作家の山内武志が担当。型を作り和紙に染める手法で本作の世界観を表現している。
商品情報
土を喰らう十二ヵ月
出演:沢田研二 松たか子 西田尚美 尾美としのり 瀧川鯉八 / 檀ふみ 火野正平 奈良岡朋子
監督・脚本:中江裕司
原案:水上勉
『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』(新潮文庫刊)
『土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月』(文化出版局刊)
料理:土井善晴 音楽:大友良英
製作:『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
配給:日活 制作:オフィス・シロウズ
© 2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
11月11日(金)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開
【ストーリー】長野の山荘で暮らす作家のツトム。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら原稿に向き合う日々を送っている。時折、編集者で恋人の真知子が、東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子と旬のものを料理して一緒に食べるのは、楽しく格別な時間。悠々自適に暮らすツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる…。
関連リンク