グラミー賞受賞17回を誇るスティングが、昨年11月にリリースした最新アルバム『ザ・ブリッジ』収録曲「フォー・ハー・ラヴ」のスペイン語ヴァージョン「Por Su Amor」を2月11日にリリースした。
スティングは、イタリア語、フランス語、ドイツ語、ポリス時代には日本語など、様々な言語で歌ってきたことはよく知られている。1988年には「フラジャイル」や「ウィル・ビー・トゥゲザー」などをスペイン語/ポルトがル語で歌唱した『ナーダ・コモ・エル・ソル』EPをリリースしている。
最近メキシコのカボ・サン・ルカスを訪れたスティングは、バハカリフォルニアの素晴らしい眺望とどこまでも青く続くカリフォルニア湾にインスピレーションを受け、「フォー・ハー・ラヴ」のスペイン語ヴァージョン「Por Su Amor」を録音した。
スペイン語の歌詞を書いたのは、『ザ・ブリッジ』をスティングと共同プロデュースし「フォー・ハー・ラヴ」の共作者でもある、グラミー賞ノミネート歴があるミュージシャン/ソングライター/プロデューサーのマーティン・キーゼンバウム。キーゼンバウムはキーボードも担当、ギターはドミニク・ミラー、バッキング・ヴォーカルを務めたのはハナー・ブライアー。ミックスは『ザ・ブリッジ』と同じく、グラミー賞を4回受賞しているロバート“ヒットミキサー”オートンが担当した。
スティングは2月24日、「Por Su Amor」をラテン・ミュージックの最も古い音楽賞“Premio Lo Nuestro”でパフォーマンスする。この賞の様子はアメリカのスぺイン語テレビネットワーク『Univision』で放送される。昨年12月にアメリカのテレビ番組で披露した「フォー・ハー・ラヴ」のパフォーマンス映像も公開されている。