俳優であり、ミュージシャンとして活動中の大森南朋。しがらみを超えた大人達とのソロプロジェクト「大森南朋&THE OLD BLUE BANDITS」として、2021年12月まで４ヶ月連続リリース第四弾配信として12月29日「ひとつしかないから」「愛がたりない」を同時リリースした。

 

「ひとつしかないから」はカセットテープのアナログ感を思わせる一曲となっており、唄とアコースティックギターというシンプルな構成に加え、美しく情緒的な音を奏でるヴァイオリンが重なる。自分のことは自分が一番分かっている、そんな等身大の正直なこの曲を聴くとグッと伝わるモノがあるだろう。また、「愛がたりない」は歯切れの良いギターのカッティングから始まり、ソウルファンクでスケベチックな一曲である。吐き捨てる様な言葉とリズミカルなサウンドが合わさり、強靭で逞しい楽曲となった。

 

「愛」という言葉を敢えて使った曲と敢えて使わなかった曲。連続配信のラストを飾るに相応しい、表裏一体且つ相反する二曲を是非聴いて欲しい。