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ブレイディみかこ推薦の韓国発YA小説『ペイント』、名言感想文コンクールが開催!

2021.12.27

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『アーモンド』を生んだ、 チャンビ青少年文学賞の授賞作、 『ペイント』が2021年11月17日に発売された。 本作には、 親と子、 家族の在り方を問う、 鋭い名言が多々ある。 そうした名言とともに、 感想をつぶやく感想文コンクールが、 2022年1月31日までツイッターで開催される。 
 
「#ペイント名言感想文コンクール」をつけて、 気に入ったフレーズと本の感想をツイートして応募。 イ・ヒヨン(原作者)、 小山内園子(翻訳者)、 編集部が選考し、 5名様にオリジナル図書カード(1000円分)を贈呈。 応募は2022年1月31日まで。 
 
以下で、 いくつか名言から作品の魅力をご紹介。 
 
『君たちは外の子と違って、 親を選べる子どもなんだよ』
 
本書は、 人口が減少し続けた結果、 国家が子どもを育てる施設がつくられた近未来の物語。 子どもを産んでも育てることができなくなった人々によって、 国家の育児施設「NCセンター」に預けられた主人公ら少年たちが、 面接をして親を選ぶというあらすじだ。 成人する前に、 センターに応募してきた親候補の中から自分の親を選ぶーー。 NCセンターで子どもたちを見守るスタッフが、 主人公に話したのがこの台詞『君たちは外の子と違って、 親を選べる子どもなんだよ』だ。 
 
『十五点の親と、 仕方なく生きている子どもだっているよ』
 
外の世界にはもちろん、 「普通の親子」もいる。 彼らは親を選べない、 いわば「親ガチャ」だ。 親を選べるということは、 何を意味するのか。 そうしたことをかんがえさせたられる台詞だ。 
 
「世の中のどんな親も、 事前に完璧な準備なんてできないじゃないですか?」
 
一方で、 親になることとは何かを問う台詞も、 本作には登場する。 子であること、 親になること。 誰しも、 多かれ少なかれ、 親子関係について悩むものだ。 本作を通して、 様々な立場から、 家族や親子について、 考えを深めていただけたら幸いだ。 
 
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