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ドキュメンタリー映画『銀鏡 SHIROMI』予告編&ポスターが解禁、2月19日公開決定!

2021.12.11

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シアター・イメージフォーラムにて公開予定のドキュメンタリー映画『銀鏡 SHIROMI』、予告編とポスターが解禁。
 
本作は、宮崎県西都市、奥日向にある銀鏡(しろみ)の里で、500年以上前から伝わる「星の神楽」を描いたドキュメンタリー。四季をめぐり、神楽と共に生きる村人たちの「里の暮らし」をたどりながら、夜空に瞬く星々と土地に暮らす人々とのつながりを描く。
 
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凍てつく冬の夜に響き渡る太鼓と笛の音、祭壇に供えられた猪の頭などからは、縄文文化の気配が感じられ、見るものは神秘的な雰囲気に誘われる。また、それとは打って変わり、限界集落の村に住み続けて神楽を守ろうとする銀鏡の人々の暮らしも垣間見ることができる。神楽とともに生きることは、土地や人とつながり、あらゆる循環の中に生きていくことに他ならない。自然に軸をおいた暮らしからますます離れてしまった現代に生きる私たちに、これからの未来に生きるための羅針盤となるメッセージを伝える映像。なお、音楽は『すばらしき世界』(2021年/西川美和監督)で高い評価を得た林正樹が担当し、予告編でもそのピアノの旋律が印象的。
 
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■神楽とは?
「かぐら」いう言葉は、「かみくら」が約まったものと言われ、「神蔵」や「神倉」、「神座」などと表することから、「神」という存在を招き入れ顕現を呼び起こす儀礼を指した。これに「神楽」という文字を当てるのは、日本神話で語られるアマテラスを岩戸から導き出したアメノウズメのように、その儀礼が手鈴などを使った賑やかな動きのある身体表現を用いて神を楽しませることに由来する。この神話からもわかるように神楽の目的と起源は、一年のうち最も日の短い冬至を境とした太陽の復活、そして生命力の再生を願うことにある。
 
  1. ■銀鏡神楽(しろみかぐら)とは?
銀鏡神社の例大祭に奉納される夜神楽のこと。その由来は500年以上前に遡るが、おそらく、いにしえより舞い継がれてきた神楽に、南北朝時代以降の熊野修験や、九州統一に力を注いでいた豪族の菊池氏の入山により、都や宮中で舞われていた舞を取り入れて発展してきたものと考えられている。
 

Live Info.

『銀鏡 SHIROMI』

2022年2月19日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
 
凍てつく冬の夜、太鼓と笛の音が山里から聞こえてくる。奥日向にある神楽の里、宮崎県西都市銀鏡(しろみ)。夜空に瞬く星のもと、500年以上前の古より伝わる「星の神楽」を舞う人々がいる。祈りは星々に住まう神々へと届けられ、宙からこぼれた物実(モノザネ)が、やがてこの地を恵みで満たす。このドキュメンタリー映画は、日本の古層に秘められた星への祈りと星のように生きる神楽の民の物語である。
 
2022年/日本/113分/ステレオ/16:9/HD/英題「SHIROMI」
監督:赤阪友昭 撮影:古木洋平 録音:森英司  音楽:林正樹 歌:松田美緒
後援:宮崎県、西都市 製作:映画「銀鏡 SHIROMI」製作委員会
(c)映画「銀鏡 SHIROMI」製作委員会
【公式サイト】 https://shiromi-movie.com/  

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