ついに実現する宇宙旅行、費用からシミュレーション、 宇宙船まで、 最新情報を徹底的にご紹介。2021年7月、 米企業の宇宙船が立て続けに民間人を乗せた試験飛行に成功するなど、 いまや夢物語ではなくなった“宇宙旅行”。 本誌は、 宇宙開発取材の専門組織「宇宙作家クラブ」会員の村沢譲氏監修のもと、 ついに始まった民間人宇宙旅行の全貌を解説。 人類が挑んできた宇宙開拓の歴史や宇宙旅行の鍵となる「サブオービタル飛行」、 各企業による旅の行程や費用などの比較、 そして今年12月に宇宙に飛び立つ実業家・前澤友作氏の訓練の様子やインタビューなど盛りだくさんの内容でお届け。 宇宙がより身近に、 より魅力的になる宇宙旅行最前線の一冊。

 

いま民間宇宙旅行分野で注目を集めているのが、 高度100km程度の宇宙空間で無重力体験を楽しむ「サブオービタル飛行」。 地球周回軌道に乗る従来の「オービタル飛行」に比べ、 システムが簡略化できるうえに機体の再使用が容易になり、 費用も2000～3000万円程度で済むとみられている。 宇宙を体感できる時間が短いものの、 眼下に地球を眺めながら数分間の無重力状態を楽しめる。

 

 

サブオービタル飛行の技術を利用した宇宙旅行でトップを競うのが、 米国のヴァージン・ギャラクティック社とブルーオリジン社。 本誌では、 企業の成り立ちから宇宙船開発の経緯、 それぞれの宇宙旅行プランや宇宙船などの徹底比較も掲載。

 

民間宇宙旅行業界でトップを独走するのが、 アメリカのスペースX社。 国際宇宙ステーション（ISS） への正式輸送船に採用され、 2021年9月には初の民間人のみでの地球周回飛行を実現するなど、 民間宇宙旅行業界をけん引している。 スペースX社のこれまでの偉業や、 地球周回飛行「インスピレーション4」の全貌、 さらに、 今後実現しようとしている月周回旅行も本誌で解説。 そのほか、 世界の宇宙関連会社のさまざまな旅行プランも紹介。

 

 

ISSへ出発間近の前澤氏のインタビュー、 日本で楽しめる宇宙体験ほか内容盛りだくさん。スペースX社の「月周回旅行」には、 日本人の資産家・前澤友作氏が全席の権利を取得し、 2023年の出発に向けて準備が進められている。 前澤氏は月周回旅行に先立って、 今年12月に日本の民間人として初めてISSで12日間ほど滞在する予定で、 本誌ではロシアで訓練中の前澤氏にインタビューし、 訓練内容や月旅行にかける想いなどを語っている。

 

 

また、 日本各地の宇宙情報を学んだり体験できる施設についても掲載。 体験型展示を取り入れている施設も多く、 中には最新のVR機器を導入してリアルな宇宙旅行を疑似体験できるなど、 楽しみながら学べる施設が満載。 いつか来る宇宙旅行時代に備えて足を運んでみてはいかがだろう。