株式会社昭文社ホールディングスとその子会社である株式会社昭文社は、 ベストセラー「なるほど知図帳」を作り出した編集部がお届けする、 『日本の遺構』『怨念の舞台』『絶景の気象』『地名の真実』 の選書4点を、 2021年8月6日より同時発売。
地図やガイドブックを世に送り出す昭文社が、 これまでに蓄積してきた全国の史跡や地形などにまつわる豊富な知識を元に、 裏ばなし的テーマをピックアップし、 気軽にお読みいただける新書サイズに。 今回発売する4点は、 2003年の創刊以来、 累計35万部を発行する情報系地図帳「なるほど知図帳」シリーズの編集者たちが結集。 取材で得た知られざるエピソードや、 豊富な資料、 古い時代を留めた秘蔵写真をふんだんに盛り込み、 読み応えのある内容。
『絶景の気象』 ~日本列島奇跡の自然現象~
日本の海、 日本の山、 身近な自然現象と3章を立て 、 各地で見られる自然現象に注目、 海を覆う流氷、 光のマジック蜃気楼や、 山あいで出合う積乱雲、 樹氷、 さらに身近な虹、 赤い月など、 さまざまな現象をフォーカス。 気象教育の第一人者である武田康男先生の監修のもと、 ていねいな解説。 武田先生が撮りためた、 自然の不思議な一瞬をしっかり押さえた迫力満点の写真も、 本書の見どころの一つ。
◆オホーツク海を埋め尽くす「流氷」(北海道)
◆見ると幸せが訪れる「グリーンフラッシュ」(山形県)
◆海面に現れる幻「上位蜃気楼」(富山県)
◆風の作る美しい紋様「風紋」(鳥取県) ほか
『日本の遺構』 ~地図から消えた歴史の爪跡~
悠久の時を超えて姿を現した遺跡、 かつてはにぎわっていた集落の跡、 祭りの後に消え去った構造物…… 全国各地にある「失われしもの」にまつわる伝説や知られざるエピソードを集めた一冊。 多種多様な資料や文献と、 遺構に関して深い知識を持つ方々よりご提供いただいた数多くの貴重な写真や図版を駆使し、 「失われたもの」を取り戻すための旅へご案内。
◆ゴールドラッシュに沸いた東洋一の金山とは?(鴻之舞金山/北海道紋別町)
◆北日本屈指の国際貿易港は津波で滅びた?(十三湊/青森県五所川原市)
◆渋谷駅の上空をロープウェイが運行していた(東京都渋谷区)
◆わずか5年で歴史から姿を消した都の範囲は?(大津京/滋賀県大津市) ほか
『怨念の舞台』 ~名所の知られざる日本史秘話~
北海道五稜郭、 東京ドームシティ、 鎌倉由比ガ浜……今やランドマークや観光スポットとして名をはせた名所はかつて戦場であったり、 処刑場であったりと、 今の光景から想像がつかない場所であったことも少なくない。 本書は歴史の背後に隠れたそんな「影」の部分に注目し、 人気スポットをはじめ、 伝説の残る地や歴史的な事件の跡地など全国56か所を取り上げた 。 既存のガイドブックとは異なる見方、 歩き方を提案する「裏ガイドブック」。
◆遠野に伝わる姥捨て山「デンデラ野」とは?(岩手県遠野市)
◆逃亡の果てに自害。 蘭学者・高野長英の終焉地が「青山」に!(東京都港区)
◆下田の「宝福寺」に眠る<唐人お吉>の波瀾万丈の人生とは?(静岡県下田市)
◆島原の乱の舞台「原城跡」で迎えたキリシタンの悲しい最期とは?(長崎県南島原市) ほか
『地名の真実』 ~47都道府県面白ネーミング~
地名の由来をわかりやすく、 おもしろく解き明かす本書。 全国にある47都道府県の県名や市名、 難読地名、 山や川の名前などにまつわるエピソード191を紹介。 地名に関連する歴史や神話、 さらには雑学に類する内容をとことん深掘り。 一見その土地と関係のなさそうな不思議な地名も、 深掘りすれば納得の理由がみえてくる、 読んでいくうちにますます楽しくなる一冊。
◆【江牛】江牛と書いて「エロス」と読む。 どうして?(岩手県)
◆【国立】東京人以外は「こくりつ」と読んでしまう。 そのいわれは?(東京都)
◆【放出】大阪人なら誰でも知っているメジャーな難読地名。 (大阪府)
◆【目尾】ご当地のなまりが地名の元になった?(福岡県) ほか