科学の世界では、 「第6の絶滅期」とよばれる今。 絶滅危惧種が増え、 地球の気候も大きく変動している。
世界的なパンデミックに見舞われ、 不安を覚えながら過ごす日々が続いてる。 「SDGs」も掲げられるなかで、 私たち人類がこれからをどう生きるべきか、そのヒントの1つになるのが、 大昔のいきものたちの絶滅。恐竜やマンモスなど、 大昔に栄えていたけれど、 ほろんでしまった生き物たち。 彼らの身に何があったのか。この本では、 これまでに起きた5回の大絶滅(プラス1)を紹介している。
書籍内では古生物がナビゲーターとなって、 まるでラジオ番組のような会話形式で絶滅を語る。 文章は、 古生物に関する多くの著作を発表されている土屋健。古生物たちのゆかいな掛け合いですいすい読める。また、爬虫類や恐竜・古生物のイラストで人気のツク之助がイラストに参加、古生物のアイコンをたっぷり書き下ろしている。