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彼らがいなければ「アップル」も「グーグル」もなかった!? 知られざるシリコンバレー第1世代の活躍から学ぶイノベーションの本質!

2021.04.26

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株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは2021年4月23日に『TROUBLE MAKERS トラブルメーカーズ 「異端児」たちはいかにしてシリコンバレーを創ったのか?』(レスリー・バーリン著)を刊行。
 
シリコンバレーといえば、 最先端工業地域であり、 アップルやインテル、 Google、 Facebookなどに代表されるソフトウェアやインターネット関連企業が多数生まれた、 IT企業の一大拠点。 これまで語られてきたシリコンバレー物語は表層的であり、 本質を突いているとは言えない。なぜならば、 基本的にヒーロー物語に終始していたからだ。
 
古い世代の代表的ヒーローがジョブズならば、 新しい世代のヒーローは誰かと問うと、 テスラのイーロン・マスクや、 グーグルのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンを挙げる人が多いのだろう。ジーンズをはいた若手起業家がエンジニア的才覚を発揮し、 既存秩序を破壊して一大イノベーションを起こすというのがヒーローの典型的イメージであり、 痛快なサクセスストーリーで分かりやすいため好まれるのだろう。ですが、 ヒーロー物語はシリコンバレーの一面でしかない。シリコンバレーが世界の情報技術(IT)ハブになれたのは、 「見えざるヒーロー」の活躍によって起業エコシステムが出来上がっていたからなのだ。
 
本書を一言で表現するとすれば、 「プロジェクトXのシリコンバレー版」。 「プロジェクトX」は情熱を抱いて夢を実現した無名の日本人を描いて、 大ヒットした。 本書の主人公も情熱あふれる無名のアメリカ人であり、 シリコンバレーの事実上の生みの親。 「シリコンバレーの見えざるヒーロー」と言い換えてもいいだろう。 本書の中に登場する「見えざるヒーロー」は7人。 スティーブ・ジョブズより前の「第一世代」の活躍を生き生きと描く。「シリコンバレー」という呼び名もなかった頃に、 その基礎を築いた7人の「問題児」たちの行動から、 イノベーションの本質を学ぶことができる。
 
誰もが知っているヒーローを主人公にしているわけではない。 それでもわくわくするような物語でいっぱいなのだ。

商品情報

『TROUBLE MAKERS トラブルメーカーズ 「異端児」たちはいかにしてシリコンバレーを創ったのか?』

発売日:2021年4月23日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:四六判/728ページ
ISBN:978-4-7993-2728-9
価格:3300円(税込)

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【目次】
序章 ちょっと愛のようなもの
第 1部 出現 1969~71
第1章 ペンタゴンのプロメテウス――ボブ・テイラー
第2章 ナードのパラダイス――アル・アルコーン
第3章 ポケットに8枚の25セント硬貨――フォーン・アルバレズ
第4章 フェアチルドレン――マイク・マークラ
第5章 これをどうしたらいい?--ニルス・ライマース
第6章 一緒に来て、 でないなら自分一人で行く――サンドラ・カーツィッグ
第 2部 建設 1972~75
第7章 この女性を見掛けましたか?――サンドラ・カーツィッグ
第8章 コンピューターの従来型概念にとらわれるな! ――ボブ・テイラー
第9章 稲妻に打たれる――アル・アルコーン
第10章 なせば成る――ニルス・ライマース
第11章 私が月曜日にやること――マイク・マークラ
第 3部 挑戦 1976~77
第12章 机に座って仕事をする必要があった――フォーン・アルバレズ
第13章 これはとんでもなくすごいディールだ――アル・アルコーン
第14章 もう1年頑張ろう、 さもなければつぶれる――サンドラ・カーツィッグ
第15章 起業なんて考えたこともなかった――ニルス・ライマースとボブ・スワンソン
第16章 これでスイッチが入った――マイク・マークラ
第17章 あれほど早くタイプする男は見たことがない――ボブ・テイラー
第18章 どこにも業界基準がない――マイク・マークラ
第 4部 勝利 1979~81
第19章 1億ドルに見えるよ! ――ニルス・ライマースとボブ・スワンソン
第20章 車のチャイルドシートに座らされている――アル・アルコーン
第21章 マシンを使いこなす祖母の姿を想像できる?――ボブ・テイラー
第22章 若いマニアたち――マイク・マークラ
第23章 一体何を言おうとしているの?――フォーン・アルバレズ
第24章 おカネは要らない――サンドラ・カーツィッグ
第 5部 移行期 1983~84
第25章 ウサギが逃げ出した――ボブ・テイラー
第26章 ビデオ王国――アル・アルコーン
第27章 誰よりも早く気付いていた――ニルス・ライマース
第28章 売るとは誰も思っていなかった――フォーン・アルバレズ
第29章 世界は二度と元に戻らない――マイク・マークラ
第30章 カネのために一生懸命働く――サンドラ・カーツィッグ
おわりに――次から次と
追記 その後のトラブルメーカーたち

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