撮影・松田忠雄
人気アイドルグループ「フィロソフィーのダンス」のメンバー・奥津マリリがデジタル写真集を3月5日に発売する。週刊SPA!の注目シリーズ「このあと、どうする?」でお笑い芸人・平成ノブシコブシの徳井健太が描いた世界観をグラビアで表現。劇団俳優の練習後の恋愛模様を、奥津マリリが熱演。セクシーなランジェリー姿を披露してくれた。次世代グラビアクィーンの呼び声高い彼女を見逃すな。
フィロソフィーのダンス・奥津マリリ コメント
今回の撮影はストーリーがかなりしっかりしていたので、妄想しまくりでとても楽しい撮影でした! 最初に徳井さんが考えてくれたシチュエーションを読んだとき、まさかセリフとかがあるとは思わず、リアルな脚本スタイルに笑っちゃいました(笑)。でも妄想しやすいストーリーで、見てくださった方も情景が浮かぶのでは?と思います!
お笑い芸人・平成ノブシコブシの徳井健太 シナリオ本文
「お前ホントに大根だな。それでうちの看板? ふざけるな! うちの劇団潰す気か!!」
劇団ジジジの主宰は声を荒げる。脚本・演出を手掛けるその男から投げられた台本は、彼が思ったよりも真っ直ぐに飛び、ほかの劇団員の前で叱られた彼女の顔面に当たった。
「すいませんでした。明日までに完璧にしておきます」
彼女は凛とした声を発し、姿勢良く頭を下げる。長い髪で隠れたその表情はよく見えなかった。
稽古が終わり、新人の僕が一人後片付けをしていると、台本を握り締めじっと窓の外を眺めている彼女が目に入った。
トレードマークの白いジャージが眩しく反射する。
「恥ずかしい所見られちゃったね」
彼女が初めて僕に話しかけてきた。
「あ、いや、でも主宰と、その」
「付き合ってるって?」
気がつくと彼女は目の前に立っている。
先ほど台本が当たったであろう唇が赤く腫れていた。
「自分の彼女に罵声浴びさせて、台本投げるような人、どう思う?」
僕が返事に困っていると、耳元で彼女の声が聞こえた。
「稽古、しなきゃ、ねぇ」
僕が下を向いたままで固まっていると、ジジジと彼女のジャージが脱げる音がした。僕はこの稽古場に誰も入ってこないでくれ、と願うことで精一杯だった。