竹内まりやが書き下ろし、広末涼子が歌う楽曲「キミの笑顔」が、NHK『みんなのうた』にて12月から1月にかけて放送され、両者の23年ぶりとなるコラボレーションとその楽曲の良さに反響が集まり、有線リクエストランキングでも2位にランクイン(1月20日付)するなど話題になっている。
そんななか、コロナ禍で不安な日々を過ごす人びとに贈る、心温まるアニメーションミュージックビデオが完成。ニコニコ=笑顔の日でもある本日2月5日に公開された。
TwitterなどのSNSで注目される若手イラストレーター、中村一般の描き下ろしイラストで構成される本作は、心細い思いを抱える長期入院中の少女とその家族を描いた感動のストーリー。
マスクで人の表情がわかりづらくなってしまい、世界から少しずつ笑顔が失われている不安なこの1年。
お互いの笑顔をリアルに見ることができる喜びと、笑顔の持つチカラに改めて気付かせてくれる作品に仕上がっている。
昨年5月の一度目の緊急事態宣言の時期に書き下ろされた、竹内まりやによる歌詞 “Laughter is the best medicine”というメッセージがしっかりと、温かく伝わるミュージックビデオとなった。
またこのミュージックビデオは、様々な事件や災害によって日付を見ただけで悲しい記憶が思い起こされてしまう日が増えてきた中で、日付を見ただけで幸せな気持ちになれる日がもっと増えていくことを願って、笑顔の日=2月5日に公開となった。
広末涼子は「ドラマ仕立てのアニメーションに感情移入し涙してしまいました。大変な今だからこそ、笑顔を忘れず日々を過ごしてもらいたい、こんな時だけれど、笑顔がお薬になってくれることを願って、みなさんにこの歌をお届けしたいです」とコメントしている。
「キミの笑顔」は、広末涼子が過去にインタビューで話していた内容に竹内まりやがインスピレーションを受け、コロナ下でNHK『みんなのうた』のために書き下ろされた楽曲。
広末涼子は、今回のコラボレーションや新曲「キミの笑顔」について以下のとおりコメントしている。
「まりやさんと、久しぶりにご一緒させていただくことが嬉しいです。私がいまこのタイミングでうたを歌うなら、昔、私のうたを聞いてくれていた世代と、それを知らない子ども達の世代、両方にアプローチできたらいいなと思っていました。今回、みんなのうたと、まりやさんと、私という、とても幅や広がりのあるコラボレーションのチャンスをいただけたことがすごく嬉しいです。新曲『キミの笑顔』は、最初のワンフレーズから心を掴まれて涙が出そうで。まりやさんは、難しい言葉や言い回しを使わないのに、私たちが言葉では表現できない想いを歌で届けてくださいます。最後の“Laughter is the best medicine”というフレーズにもあるように、人をあたたかい気持ちにさせてくれたり、救ってくれたり、みんなのお薬になるようなうたになっていると思います。たくさんの方に聴いていただいて、元気になってもらえたら嬉しいです」
竹内まりやは「キミの笑顔」発売に寄せて以下のとおりコメントしている。
「『みんなのうた』で広末涼子さんが歌う楽曲を私が書くことに決まった時、イメージの中に真っ先に出てきたのは、『たくさん笑っている人ほど痛みや苦しみを知っていると思うんです』という彼女自身の話した言葉でした。こんな不安な時代だからこそ、世代を超えて誰もが励まされるような温かい楽曲にしたいと願って作りましたが、3児の母親となり40代を迎えた広末さんの優しく包み込むような歌声によって、それがみごとに実現できました。デビュー曲以来、23年ぶりに彼女と音楽でご一緒できたことを本当に嬉しく思っています。歌に込めた私達の想いがきっと皆さんの心に届きますように」