ヴァイオリニスト・高嶋ちさ子さんのエッセイが本日発売される。
「高嶋家には将来絶対にNHKの朝ドラにしてもらいたいぐらいの、 面白くて、 泣けて、 教育的な題材が詰まっているんです。 けど、 致命的に誰も世に名前を残すほどの人間がいないんです。 実に惜しい」と書いている通り、 本書で明かされるエピソードの数々は、 テレビで見るままに、 笑って泣いてハラハラドキドキの逸話ばかり。
生まれ育った実家の「弱肉強食ルール」、 「巨人の星」ばりのヴァイオリン道、 不妊治療と出産、 育児も手伝え「妻に逆らえるまで」成長した夫、 「プチ反抗期」に突入した2人の息子の子育て、 “親友のようだったデビル"な母との別れ、 高齢の父とダウン症の姉の2人暮らしなど、ぶつかりながらも本音で生きる家族はやっぱり楽しい。1年の始まりに、 大切な人とともに是非読みたい1冊だ。