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映画『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』公開記念トークライブにギターウルフ セイジが登壇! 爆笑の"ジェット"トークイベントレポート&イベント動画公開!

2020.11.08

9月11日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋で開催したロック・ドキュメンタリー映画フェス〈UNDERDOCS〉(アンダードックス)で日本初公開され、大盛況のプレミア上映を終えた、『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』が現在、シネマート新宿とシネマート心斎橋にて上映中だ。
 

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本作は、70年代末に日本でも大ヒットした女性5人組バンド、ザ・ランナウェイズの中心メンバーであり、解散後は<ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ>としてソロ活動を続け、「アイ・ラヴ・ロックンロール」がビルボードチャート7週連続1位を獲得、2015年にはロックの殿堂入りを果たした、女性ギタリストでありロックンロールの象徴ともいわれるジョーン・ジェットの半生を描いたドキュメンタリー映画。
ジョーン・ジェットがギターを手にした幼少期から現代まで、約半世紀にわたるロック人生を95分間で描き切っている。
 

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この公開を記念して、11月3日(火・祝)にシネマート新宿にて、11月7日(土)にはシネマート心斎橋にて、ジョーン・ジェットと交流もあるギターウルフのセイジを招いた爆笑のトークイベントが開催された(新宿のみ司会:吉田豪)。
ここでは新宿で行なわれたイベントのレポートをお届けしよう。

「ジョーン・ジェットはかっこいいね! ロッカーとして、男女関係なく。70年代の強烈な逆風の中から出てきたジョーン・ジェット。この人ほど強烈な女性は、そのあと出てこないね」(ギターウルフ セイジ)

──ジョーン・ジェットとの出会いは?
 
自分が一番最初にランナウェイズを知ったのは中学生の時で、テレビも『ヤングおー!おー!』とか出てるし。
でも中学生の男にはすごいセクシャルで。剣道部の土曜日の練習の後、みんなでレコード屋に寄ったんだけど、俺がランナウェイズのレコード見てて友達が来たときはパっと隠したもんね(笑)。
それぐらい、セクシャルな、見ちゃいけないものだったのだけど。
でもこの映画に描かれているような、ジョーンが目指した、そういうものじゃない、激しい、かっこいいロックのような気がして。
何年か後にジョーン・ジェットが爆発することを祈って。
一発でジョーンを好きになりました。「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」切っ掛けで。
 

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あるとき、ランナウェイズのアルバムを見てて、ジョーン・ジェットのプロフィールをみたときに“うそだろーっ!!!”っていう出来事があって。
何かっていうと、誕生日が一緒だった!(笑)
こんな好きなアーティスト、ロッカーと一緒なんて奇跡としか思えない!(笑)
 
雨が降る中の『サマーソニック』のステージでジョーン・ジェットが出てきたときは涙ぐんだ。
なぜかというと、ジョニー・サンダーズ、ラモーンズ、そういう70年代のパンクロックの俺のヒーローはみんな死んでしまった。
だけど、この人だけは、この人だけはその雰囲気を、空気をそのまま持ってここに立っている。
まるでロックの化石だと思って、“俺も化石になりたい!”(笑) そのくらい貫きたい。
 

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──セイジさんがいろんなフレーズに“ジェット”を使うのは、ジョーン・ジェットの影響ですか。
 
ジョーン・ジェットっていう名前がかっこいいなと。
ジェット機。ジェットって単語は魔法の単語で、ジェットを付けるとなんでもかっこいい。
ジェットライター! ジェットマイク! マイクジェット! ジェットパンフレット! (笑)
俺の曲も苦しいときのジェット頼みといって、苦しいときはジェットを付ける(笑)。
 

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──ジョーン・ジェットとの最初の直接の出会いは何だったんですか?
 
アメリカをバスで一周したことがあって。20代の最初のころ。
ギターウルフのでもテープを持って、ブラックハーツレコードに乗り込んでいこうと思ってんだけど…場所が分からず(笑)。
住所はあったんだけど、それ私書箱だった…(笑)。
 
その後、「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」が10年目でジョーン・ジェットが日本に来たとき、そのときのライブは全部行って、しかも出待ちとかして。
サイン会が終わって、ジョーンが階段を下りてくるその真下に仁王立ちで立って待ってて。
でも俺なんか全然見てくんなくて。そのまま車を追いかけていって、食事のために車を降りたジョーンに「ジョーン!!」って言って、ジャンプするかのように手を出したら、握手してくれて。
 
ライブは3日観連続であったんだけど、その日の夜、ギターウルフの亡きベーシスト・ビリーと一緒に見に行ったんだけど、俺は毎日ジョーンの真正面に、いつも定位置に3日間同じ場所で見てたら、ジョーンが俺に気づいてくれて、ジョーンがこうしてくれたのね。(指さして、手を振る仕草)
 
「おー、ビリー、今の見たか!?」 ビリーは「見たよ、ジョーンはこうやってこうやったんだよ」(中指を立てて、追い払う仕草)。
うまいこと言うなー、と思って(笑)。
それが自分のジョーン・ジェットとの記念すべき出会いです。
 



商品情報

ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション

出演:ジョーン・ジェット、ビリー・ジョー・アームストロング(GREENDAY)、デビー・ハリー(BLONDIE)、マイケル・J・フォックス、イアン・マッケイ(FUGAZI)、イギー・ポップ、マイク・ネス(SOCIAL DISTORTION)、ピート・タウンゼンド(THE WHO)、マイリー・サイラス
監督:ケヴィン・カースレイク
2018年|アメリカ映画|95分|原題:BAD REPUTATION
© 2018 Bad Reputation LLC
提供:キングレコード 配給:ビーズインターナショナル
◉70年代末に日本で大ヒットしたガールズバンド、ザ・ランナウェイズの元中心メンバーであり、<ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ>としてソロ活動を続け、2015年にはロックの殿堂入りを果たした、女性ギタリストでありロックンロールの象徴ともいわれるジョーン・ジェットの半生を描いたドキュメンタリー映画。ニルヴァーナやREMほか多くのMVを手掛けてきたケヴィン・カースレイク監督作。
2003年に発表のローリング・ストーン誌の「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」では87位にランクイン(女性は100人中2人のみ)というジョーン・ジェットのロックンロールのパイオニアとして、またポップカルチャーのアイコンとしての彼女の存在感に迫る。2018年サンダンス映画祭正式出品。

シネマート新宿 10月30日(金)~11月12日(木)2週間上映
シネマート心斎橋 11月6日(金)~11月12日(木)1週間上映
ほか全国順次公開

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