フジロックの象徴「みどり橋」を自然災害に強い橋へ架け替えるクラウドファンディング。目標金額達成！

2020.10.15

フジロックの森プロジェクト実行委員会は、クラウドファンディングの仕組みを利用して、ボードウォークにかかる仮設橋を新しい橋に架け替えるプロジェクトを実施、目標金額800万円を大きく上回り11,927,116円となった。大雨による増水、作業人員の人数調整などにより遅れた工事だったが、先月ようやく竣工することができたとのこと。

フジロックが湯沢・苗場で開催されるようになって22年。フジロック来場者が、苗場との接点を持って苗場に愛着を感じてもらい、毎年来てもらうにはどうしたらいいか。そういう想いで始めたことの1つとして、フジロックの森の中を回遊するボードウオークがある。地元有志やボランティアの方々と手作りし始めたのが2002年、 2011年からは、新潟県や湯沢町、フジロックと一緒に「フジロックの森プロジェクト」を始動、会場周辺の森の整備や環境を守る活動も行なっている。今回、まだ一度も苗場に来られたことがない方からも、「フジロックの森には行けないけど応援しています」「いつかは行きたいと思います」という支援の気持ちが寄せられていた。みどり橋新設を介して「新しいつながり」ができるだろう。

また、ボードウォークの一部として浅貝川に架かるみどり橋は、以前は丸太で作られた仮設の橋で、毎年架け直されていた。これが通年使える橋になったことにより、フジロックのときだけでなく年間を通して苗場の森を楽しんでもらいたいと考えているとのこと（＊冬季はクローズ）。みどり橋はボードウォークの入口にあり、無料駐車場からは徒歩15分ほどの場所。例年10月中旬から1ヶ月間ぐらいは紅葉も見頃。そして、新潟県はお米がおいしい。湯沢町は心地よい温泉で温まることができる。時間に余裕があれば、ぜひ1泊しに足を運んでみてはいかがだろうか。