森山はジョン・レノンについて「もしお元気だったら今年10月9日の誕生日で80歳。40年経つん ですね」と感慨深げに話をしたあと、「ずっとジョンの曲をいろんなシーンで聴いてきたので、なんか あまりいないということが信じられない、はっりと認識されないという気持ちの方もいらっしゃると 思います」とリスナーの気持ちを代弁した。

 

番組はリスナーからのリクエスト曲「Starting Over」からスタート。 このリスナーはジョン・レノンが亡くなったとき中学1年生。その時は突然の悲報に世界中で悲しみの表情を浮かべる人々の意味がわから なかったが、当時のラジオで繰り返し流れたことでこの曲に出会い、たくさんの人生の再出発のたびに励ましてもらったという。番組には このように、リスナーからたくさんのジョンとのエピソードやリクエスト曲が寄せられた。

 

番組にはスペシャルゲストとして、ザ・ビートルズのファンでジョン・レノンについても詳しいTRICERATOPSの和田唱が生登場。和田は「中 学生のときにビートルズを大好きになってとにかく夢中になって。でも、ジョンは物心ついたときにはいなかったから、ジョンが今、生きてい たらどんな感じなんだろうなとか、どんな曲を作ったんだろうなとか考えてしまう」とジョンへの思いを熱く語った。その後もギター片手に メロディーを弾きながらジョンへの思いを話す和田。森山からリスナーに届けたいジョンの曲を聞かれ、和田は「たくさんあるのですが、 ぱっと思い浮かんだのはOh My Love。あまり目立ってない曲だが、すごくきれいなメロディ。この頃(1971年)のジョンは素直に、すごく スタンダードにメロディを作っている」とその理由を紹介した。

 

 

その後もリスナーからのリクエスト曲を次々とオンエアしていったが、15歳のリスナーから「Woman」 へのリクエストが寄せられたときは2人が驚きの声をあげる場面も。

 

番組終盤、2人はリスナーからのリクエスト曲をスタジオ生ライブ。2人は「Love」「Jealous Guy 」を 2曲続けて熱唱し、森山はこの素晴らしい機会をジョン・レノンが作ってくれたことに触れ「ふたりで 歌えたのでジョンに感謝です」、和田は「ジョン!ありがとう!」と語った。リスナーからも「お二人の デュエット素晴らしかったです」「鳥肌が立った」「素敵すぎる」「贅沢な時間」などたくさんの感想 メッセージがTwitterに寄せられた。

 

番組では最後に「Imagine」をオンエアし、森山良子、和田唱2人のセッション、そして、10月9日ジョン・レノン80歳の誕生日に発売になる ニューアルバムからの音源を含め全11曲、2時間丸ごとジョン・レノンでお届けした夢の一夜は幕を閉じた。

 

この番組は、radikoのタイムフリー機能で、放送1週間後まで聴くことができる。 尚、番組ではジョン・レノン基金への協力も呼び掛けた。

 

「imaginestudio2020ジョン・レノン生誕80年記念 『オールナイトニッポンMUSIC10 MyBestJohnLennon』」オンエア曲