私にとっては、サイコマジックはアートである。
惜しみなく与えることは歓びのためにやっているんだ。
私は、グルでもないし、医者でもない。アーティストだ。
アートが人を癒すことができると証明しようとしているんだ。
—— アレハンドロ・ホドロフスキー
2月17日(月)で91歳を迎えるアレハンドロ・ホドロフスキーの新作にして集大成とも言える映画『ホドロフスキーのサイコマジック』が、2020年4月24日(金)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、新宿シネマカリテほかにて全国順次公開することが決定。併せて、予告とビジュアルが解禁となった。
「サイコマジック」とはホドロフスキーが考案した心理療法。ドイツの精神分析学者エーリッヒ・フロムと共に精神分析を学んだホドロフスキーは、自身をフロイトと対置した上で、“「サイコマジック」とは科学を基礎とする精神分析的なセラピーではなく、アートとしてのアプローチから生まれたセラピーである”と語る。「サイコマジック」は、“言葉”ではなく“行為”で、人々の無意識に訴えかけ、 遮るものを解き放ち、癒しを行う。
ホドロフスキーが“長い時間をかけた探求の賜物”と語る本作では、自身のこれまでの作品での映像表現が、いかに「サイコマジック」という技法によって貫かれているかを解き明かしていく。
今回解禁となったビジュアルは、コラージュアーティストの河村康輔氏が手掛けており、ホドロフスキーの過去作をコラージュした背景に、ホドロフスキーのポートレイトが配された、まさにホドロフスキー尽くしのデザインだ。
Live Info.
ホドロフスキーのサイコマジック
2020年4月24日(金)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、新宿シネマカリテほかにて全国順次公開
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、アルチュール・アッシュほか
常軌を逸している。悪趣味かつ、感動的。
ホドロフスキーは今回も安全な道を選ばなかった。
———ロック&フォーク誌
大胆に、変幻自在に、因習をブチ壊す。
———ル・フィガロ誌
ただただ茫然とするばかりだ。
ホドロフスキーは完全無欠のアーティストなのだ。
———テレラマ誌
(2019年/フランス/104分/フランス語、スペイン語、英語/1:1.85/5.1ch)
日本語字幕:比嘉世津子 デザイン:中村友理子(HOOP)
コラージュ:河村康輔 配給・宣伝:アップリンク
©SATORI FILMS FRANCE 2019 ©Pascal Montandon-Jodorowsky