立川談志18番目の弟子・立川談慶による<談志用語>の決定版、『談志語辞典―立川談志にまつわる言葉をイラストと豆知識で「イリュージョン」と読み解く』が11月8日(金)に誠文堂新光社より刊行される。
幾多の噺家の中でも、特に“強面”ぶりが目立つ立川談志だが、その一方で、これほど落語を愛し、落語に“命”を捧げてきた人もいない。
そんな談志の「虚像と実像」を約500以上のキーワードで大解剖。イラストとともに、談志ファンが思わずニヤリとする用語を辞典形式で解説する「立川談志・五百羅漢劇場」とも言うべき本書。
立川談志を師匠と仰いでから、前座修業を9年半。
一貫して小言を言われ続けた‟不肖の弟子”が、私・立川談慶です。
その間中、怒られ続けたということは、少なくとも2000回以上は逆鱗に触れている勘定。
でもいま思えば、 そんな逆鱗は師匠の叱咤激励の裏返し。
そこには天才落語家・談志の「魂の叫び」が注入されていました……
そんなことを思いながら書いた本書は、弟子の目から見た「談志の人間像解剖」です。
そして「立川談志山」という、巨大な名峰に挑むためのガイドブックなのです。(立川談慶)
【著者プロフィール】
立川談慶(たてかわ・だんけい)
落語家。1965年生まれ、長野県上田市出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、株式会社ワコール入社。1991年、一念発起して立川談志18番目の弟子に。2000年に二つ目、2005年真打ち昇進。特技はボディビルでベンチプレス120kgを楽々とこなす。『落語家直伝うまい授業のつくりかた』(誠文堂新光社刊)など著書多数。
立川談志18番目の弟子・立川談慶による<談志用語>の決定版が登場! 立川談志や落語にまつわる現象を読み解く!
2019.10.29