小学館では、9月5日より東京ドームシティ「Gallery AaMO」で開催されている篠山紀信展「写真力」にあわせて、本日9月20日に後藤繁雄著『超写真論 篠山紀信 写真力の秘密』を刊行することを発表。
2012 年より全国美術館を33ヶ所を巡回し、 いよいよ総入場者数100万人を突破する前代未聞の篠山紀信展「写真力」は、 写真界の「事件」となった。 本書は、 展覧会の企画・プロデュースをつとめた後藤繁雄が、 徹底的に「篠山写真」の力の秘密に肉迫した、 本格的な篠山写真論だ。
篠山紀信という写真家は、 日本人ならば誰もがその名前を知る、 そしてデビュー以来50年にわたり、 常に写真の前線・社会の前線で活躍してきた第一人者。 しかし、 その「写真の力」がどこから来るのか。 その秘密を徹底分析した本は、 ほとんどなかった。 著者である後藤繁雄は、 編集者としてだけではなく、 京都造形芸術大学で長らくコンテンポラリーアート/現代写真について、 教鞭をとっている。 今、 デジタルの波が社会を飲み込み、 アートシーンも大きくシフトする中で、 時代を常に切り拓いてきた「篠山写真」がなぜ「常に新しい」のか。 エンドレスに活動し続けられるのか。 本書は「篠山写真」を再考するとともに、 未来へ向けた多くのヒントを提供する。
商品情報
後藤繁雄『超写真論 篠山紀信 写真力の秘密』
発売日:2019年9月20日 発行:小学館
定価:本体2,900 円+税
仕様:A5 判376頁 ISBN:978-4-09-682305-7
まえがき 篠山紀信という大きな謎がある
第1章「写真は時代を映す鏡だ」と篠山紀信は言う
第2章「写真力」展を巡りながら考える
第3章「写真力」をめぐる4つの秘密
第4章 逆襲する篠山紀信(写真の再編と再生の季節に)
第5章 東京は写真である
第6章 踊りながら撮り続けろ!!
第7章「快楽の館」そして「イノセント」へ
あとがき 対談『写真て、 写真さ...』篠山紀信× 後藤繁雄
巻末 クロニクルズ+60PHOTOBOOKS GUIDE