商品情報
『トップリーグ』
レーベル:ハルキ文庫より発売中
定価:760円+税
大和新聞経済部記者、 松岡直樹は突然政治部への異動を命じられる。 しかし、 偶然代理で出席した定例の記者会見で発言したことから官房長官・阪義家に目をかけられ政界の中枢へと食い込む“トップリーグ”への階段を駆け上がっていった。
一方、 松岡の同期で現在は週刊新時代に籍を置く酒井祐治は、 オリンピック施設建設予定地に埋められていた、 旧紙幣1億5千万円が入った金庫の真相を追っていた。 情報源として退職した元銀行マンの久保と接触した酒井は、 後日久保が殺されたことを知る。 さらに一緒に殺されたのは元国会議員の私設秘書だった。 一連の事件を探る酒井の前に現れたのは、 政界の暗部に眠る昭和の大疑獄の鉱脈だった……。
『トップリーグ2 アフターアワーズ』
レーベル:ハルキ文庫よ8月8日電子版と同時に発売開始
定価:760円+税
松岡直樹はトップリーグの地位もそのままに、 史上最年少で大和新聞特別編集委員の肩書を得て、 国政調査報告会と称する講演会で日本全国を飛び回る毎日を送っていた。 そんな中、 経済部から一人の女性記者が異動してくる。 灰原美樹は初日からトップリーグを目指すと言い放つ、 上昇志向の強い記者だった。 自らの言葉通り、 阪の引き立てでトップリーグへの道を歩み始める灰原。 松岡は彼女にかつての自分の姿を重ねていた。
一方、 松岡の同期で、 週刊新時代の記者であった酒井は、 京都で近所の子供向けに学習塾を開いていた。 そんな穏やかな日々を破るかのように、 元後輩記者・大畑が酒井の前に現れ「5年前の仇を討つ」と宣言する。