7月31日、東京・WWW Xにて「DEARSTAGE新人ユニットお披露目LIVE」が開催。虹のコンキスタドール(以下、虹コン)のJr.グループ「虹のファ ンタジスタ」(以下、虹ファン)が、アイドルとして初めてのパフォーマンスを披露した。
今年の2月から4月にかけて、レコード会社のトイズファクトリーとキングレコード、芸能事務所のディアステージが合同で、でんぱ組.incと虹コ ンのJr.メンバーを募集するオーディションを開催。応募者3200人から選出された、新しく結成されるグループのメンバーが、このお披露目 LIVEに出演した。
先輩の虹コンに憧れ、念願叶ってjr.グループの一員となった子、アイドルを志して数多くのオーディションに挑戦してきた子、原宿でよくスカ ウトされることで芸能界に興味を持った子まで、幅広いバックボーンを持ったメンバーが集結。
リハーサルでは緊張のあまり泣き出してしまったり、憧れの先輩に会えたことで涙を流すメンバーも見られた。本番前には「まだアイドルに なった実感がない」とみな口を揃えていたが、本番前の舞台袖ではお客さんの熱気にあてられたのか「緊張してきた」「胃液が出そう...」と聞 こえてくる。
そんな中、ムードメーカー的存在の藤田汐梨(ふじた・しおり)が、「もう、やるしかないよ! ステージに立った瞬間から、私たちはアイドルになるんだから」と檄を飛ばした瞬間から、全員の目が変わった。
イベント全体のMCを務める、先輩の虹コンのメンバー・的場華鈴(まとば・かりん)と清水理子(しみず・りこ)から呼び込まれ、ステージ上のポジションに立ったメンバーたち。お披露目のパフォーマンスは、先輩・虹コンの人気楽曲『トライアングル・ドリーマー』。振り付けは虹ファン用にアレンジされているものの、 集まったファンたちにとってはお馴染みの曲のため、客席からは大きなコールが湧き上がっていた。
曲の披露を終えた後は、メンバー全員で自己紹介。センターを務めた穂波こころ(ほなみ・こころ)は、「ステージに上がったら緊張しないか 心配だったけど、たくさんの声援のおかげで、笑顔で踊ることができました」と集まってくれたファンへ感謝の気持ちを述べた。
身長が低く、子どもっぽい見た目の二色真鈴(にしき・まりん)が「18歳で最年長です」と言ったところでは、見た目と年齢のギャップに驚いた のか大きなどよめきが起こるなど、観客のリアクションも上々だ。
パフォーマンスを見た先輩たちも、「明るくてかわいい!虹コンが陰キャなら、虹ファンは陽キャみたい。私がアイドルになったばかりの頃は、 こんなにちゃんとできなかったよ」(的場)と感心したり、「初々しくて、私も初心を思い出した気がします。もっと頑張らなきゃ!」(清水)と、刺 激を受けていた様子。虹コンファミリー全体にとっても、さらなる飛躍のきっかけとなりそうだ。
ステージを後にしたメンバーたちは、興奮気味に「楽しかった!」「1曲じゃ足りない、もっと歌いたかった!」「大きなコールが聞こえて嬉しかった!」と感想を語り、アイドルになった実感が湧いた人は? と聞いたところ、10人全員が笑顔で手を挙げてくれた。