今年でデビュー50周年を迎える歌手・前川清が、8月20日に福岡サンパレスにて50周年ツアーコンサートを行なった。この日は、前日の8月19日に70歳となり“古希”を迎えてから初のコンサートで、クールファイブとしてデビュー前に活動をし、現在、九州朝日放送で最高視聴率14.3％をマークした人気番組『前川清の笑顔まんてんタビ好き』が好評OA中の前川にとって“第二の故郷”ともいうべき福岡での公演に、ファン2,300人が詰めかけた。

デビュー50年を振り返り、「あらためてどうこうはないよ。歌手としてデビューして、いつダメになるかといつも思っていた50年。その中で、コントやバラエティをやったりしてきて、いまの若い人たちは“タビ好き”の人というイメージで、歌手だと知らない人も多い……昔は歌で励まされるなんてことだったけど、今はこういう旅番組で励まされたり、元気になるという声をもらうと、まだまだこれから何ができるか楽しみだよ」と語った。

コンサートではクールファイブのメンバーと、デビュー曲の「長崎は今日も雨だった」や、「そして、神戸」「東京砂漠」といった大ヒット曲をはじめ、糸井重里が作詞・プロデュースした50周年記念シングル「初恋　Love in fall」まで、全23曲を披露し会場を沸かせた。

そして、デビューから50年の集大成ともいうべき、全シングル104曲を収録したベストアルバム『前川清 大辞典』が9月19日（水）に発売されることも発表。「104曲もあると、ヒットした曲も、ヒットしていない曲もあるから、正直覚えていない曲もあるなぁ」と笑わせた。
また同日には6月10日、恵比寿ガーデンホールにて行なわれた、糸井重里プロデュースによるコンサートを収録したライブCD『前川清50周年　ほぼ日20周年記念コンサート　はじめての前川清』が同時発売となる。

なお、この50周年ツアーは、11月18日の沖縄公演（沖縄コンベンションセンター 劇場棟）まで行なわれる。

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