日本のR&B、ゴスペル、ポップスの礎を築いてきた小坂忠が、自身の代表作にして70年代ロックの名盤中の名盤として広く知られているアルバム『HORO』の全曲再現ライブを今年の3月にビルボードライブで行なった。その全曲再現ライブをまるごと収録したライブ盤が8月22日(水)にリリースされることが発表された。
小坂は2017年8月に緊急入院・手術という苦難に見舞われたが、復帰後初となったこのライブには、鈴木茂、小原礼、Dr.kyOn、屋敷豪太、斎藤有太、そしてAisaという豪華な仲間たちとともに、その唯一無二の歌声を再び響かせるファン垂涎のステージとなった。
『HORO』は、1975年1月に発表。ティン・パン・アレーのメンバーによる演奏に加え、山下達郎、吉田美奈子、大貫妙子も参加してレコーディングされた、和製R&Bの金字塔的作品。日本のロックやフォークに新しい何かを求めていた音楽ファンに衝撃をもたらした名盤として知られている。
今回のライブ盤には、全曲の音源ほかアンコールで歌唱された「上を向いて歩こう」、さらに牧師という顔も持つ小坂の名調子のトークも収録されている。
【小坂 忠(kosaka chu)プロフィール】
1948年7月、東京生まれ。
1966年、ロック・グループ「ザ・フローラル」でデビュー。
1969年、細野晴臣・松本隆らと「エイプリル・フール」結成。
1970年、ロック・ミュージカル『HAIR』に出演。
1971年にソロ・デビューを果たすと、ティン・パン・アレーとレコーディングした和製R&Bの金字塔『HORO』(1975年)をはじめ多数の傑作を発表。
1976年からはクリスチャンとしてゴスペル・ソングに軸足を移して活躍。
一方で、2000年、再びティンパンと活動を開始。
2001年11月、細野晴臣プロデュースによるアルバム『people』をリリース。以後、ポップ・シーンでも特別な存在感を放っている。
2016年9月、デビュー50周年を迎えて開催した記念のコンサート『let the good times roll!!』を開催。
2017年8月、癌発覚。切除手術。同年11月、奇跡的な復活を遂げて元気にステージに戻ってきた。
今年7月8日、70歳(古希)を迎えた。
その歌声は、年齢を重ねるごとに深みと輝きを増し、その眼差しは常に明日を見つめている。
商品情報
HORO 2018 Special Live
2018年8月22日(水)発売
BETTER DAYS (日本コロムビア)COCB-54264
¥3,200+税
【収録曲】
01. ほうろう
02. 機関車
03. ボン・ボヤージ波止場
04. 氷雨月のスケッチ
05. ゆうがたラブ
06. しらけちまうぜ
07. 流星都市
08. つるべ糸
09. ふうらい坊
En. 上を向いて歩こう
Live Info.
2018年9月5日(水)<1st>18:30 <2nd>21:30 小坂忠『HORO 2018』Special Live at OSAKA@Billboard LIVE OSAKA
2018年9月8日(土)高野寛周年ライブ@晴れたら空に豆まいて(小坂忠ゲスト出演)
2018年9月13日(木)OPEN 18:30 / START 19:30@eplus LIVING ROOM CAFE & DINING(※詳細後日解禁)