1974年9月21日、CBS・ソニー（当時）からシングル「白い冬」でデビューした＜ふきのとう＞。のちに日本フォーク史上に残る名曲として語り継がれるこのデビュー曲が、いきなりオリコン最高14位、約30万枚のセールスを記録する大ヒットとなり、一躍人気フォークデュオとして70s音楽シーンのフロントに立った。「南風の頃」「初夏」「風来坊」「春雷」など以後も美しいメロディと非凡なヴォイスに裏打ちされた数多くのヒット曲をコンスタントに放ち、最盛期には年間250本を超えるステージに上がるなど活発的なアーティスト活動を展開した。80年代に入ってからも全国コンサートツアーを中心に活動を続けていたが、1992年5月8日の北海道厚生年金会館で行われたコンサートを最後に、18年間続いたグループを惜しまれながら解散した。

 

メンバーの山木康世と細坪基佳は、それぞれソロで音楽活動を続けているが、解散25年目の節目となる2017年に＜ふきのとう＞としてのスペシャルパッケージ『ふきのとう プレミアム』のリリースを公認した。1974年～79年の活動前期にリリースされた7枚のオリジナル・アルバムをデジタルリマスター＋初の紙ジャケットで復刻。そしてCBS・ソニー出版（当時）から発行されていた音楽誌『GB』で掲載のメンバーインタビューを厳選収録したハードカバーブック『GUITAR BOOK FILE ふきのとう INTERVIEWS 1979-1985』（約95ページ／A4サイズ／上製本）を贅沢にセット。豪華仕様7CD＋BOOK『ふきのとう プレミアム』として5月29日にリリースされることとなった。

 

解散から四半世紀を経た今も＜ふきのとう＞再結成を望むファンの声は増すばかりだが、当面再始動の気配はないようだ。最新リマスターで再生されたCD7枚と読み応え充分のスペシャルBOOKで＜ふきのとう＞を楽しみながら振り返ってほしい。

 

『ふきのとう プレミアム』はソニーミュージックショップのみでの販売となる。収録曲等詳細についてはソニーミュージック「オーダーメイドファクトリー」のトピックスをご確認いただきたい。