バンド名義の前作から4年、ソロ名義としては9年ぶりとなるアルバム。自主制作CD-Rを含めればソロ名義として三作目であり、バンド名義を含めた全国流通盤としても三作目となる。
前作以降に書かれ、主に弾き語りのライヴで育て上げられた楽曲を、盟友であり、日本を代表する若手ドラマーの一人神谷洵平(赤い 靴、大橋トリオ、Predawn等)をドラム、プロデューサーに、ベースにガリバー鈴木(Predawn等)を迎え、じっくりと、様々な方向性でレコー ディング。声、ギター、ベース、ドラムという最もシンプルなロック・ミュージックのフォーマットで描かれる、熟成された楽曲達は、そのソングライティング もパフォーマンスもサウンドも、実験的でありながら普遍的たる高みに達している。
先行7インチ・シングルに収録された「Last Train Home」、「カリブに配属」(共に別ミックス)を始め、濱田岳主演のショート・フィルム『Miss Fortune』のエンディング・テーマ「The Photographer」(新録ヴァージョン)、 サイケデリックな「BBQ」など、高純度な全9曲。レコーディングは主にシンガーソングライター笹倉慎介が所有する入間のスタジオguzuriにて行われ た。ミックスおよびマスタリングは原真人(細野晴臣、大森靖子、ザ・なつやすみバンド等)が手がける。
藤井友信(MUSIC FROM THE MARS/OishiiOishii/fresh!/高円寺百景)コメント
「彼は聴く人の心を震わす真の意味でのソウルシンガーだと思う。ア ルバムの曲が始まって聴き終るまで、彼の歌に耳も心も委ねてじっとソファーに座っていたくなった(実際そうした)。素敵なBGMにもなるだろうけど、じっ くりとディテールを楽しみたい(実際そうした)素晴らしいアルバムだと思う。ヴァン・モリソンは日本に来ないけど、ハマモト君がいるね」
草階亮一(halos)コメント
「Ryo Hamamotoの新作を待ち望んでいた。
Ryo Hamamotoのこんな新作を待ち望んでいた。
その声やソングライティングは言わずもがな、
彼のギターサウンドのファンでもある僕は2007年「Leave Some Space」からのファンだ。
しっかりと踏み固められた彼の足元。
僕たちは安心してこのアルバムにもたれてどこにだっていける」
高橋智樹(音楽ライター)コメント
「聴 いてるこっちが今という時代の旅人である、というか誰もが過ぎ行く旅人であることにちゃんと気づかせてくれる、そんな磁場を持ったマジカルな作品ですね。 彼の日本語の歌と、UK・USっぽさもありつつそのどれでもない音像とのハモりも最高ですが、M5・M7のように英語詞で歌うと一気に無国籍感が増してゾ クゾクします。 個人的にはやはりM1の澄んだ美しさに惹かれました」
金子厚武(音楽ライター)コメント
「楽曲や歌自体 には高い普遍性がありつつ、 プロダクションのさじ加減で決して古さは感じさせない、 今の時代には珍しい、非常に稀有なバランスの作品。 ただ、それを狙ったという意図は微塵も感じられず、 シンプルにいい作品を作ろうとした結果が本作なのだろう。 そこにRyo Hamamotoという人の誠実さと愛らしさを感じる」
商品情報
Ryo Yamamoto
「Third」
品番:SONIC-013
価格:¥2,000(税抜)
発売日:2016年7月13日(水)
解説:岡村詩野
歌詞、対訳(英語詞のみ)付
POSコード:4526180388197
流通:ウルトラ・ヴァイヴ
01. Last Train Home / 終電
02. ティッシュ・ペーパー・チルドレン / Tissue Paper Children
03. ファイア・スターター / The Guilt
04. バーベキュー / BBQ
05. The Photographer / 写真家
06. ウェディング・マサカー / The Wedding Present Massacre
07. トレホの背中 / Like a Trejo
08. Los Arap / ルソラパ
09. カリブに配属 / Fata Morgana