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【ライブレポート】山崎ハコ 40周年記念ライブ開催!軌跡を歌と共にたどりファンも酔いしれる

2014.11.05

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 山崎ハコのデビュー40周年を記念したライブが、11月1日(土)原宿クエストホールにて開催された。9月には2年ぶりのニューアルバム「歌っ子」(テイチクエンタテインメント)を発売。デビュー日である10月1日には彼女の歌手活動を総括するベストアルバム『ハ・コ・で・す 1975~2014』(ポニーキャニオン)を発売し、同月15日にはポニーキャニオン時代の全アルバムが再発売されるなど、記念を盛り上げている。
 

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雨天にもかかららず多くのファンが早くから集まり、開演を待ち望む中、ロビーには彼女のこれまでリリースされた作品やライブポートレート、フライヤー、特集記事などが展示され、さながら「小さな山崎ハコ博物館」となって、ファンを迎えた。
 

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“40周年記念ライブ「歌っ子」”と題された今回のライブも、彼女の歌手人生を総括するもの。彼女の音楽に欠くことのできないパートナー・安田裕美(ギター)はもちろん、島村英二(ドラムス)、エルトン永田(キーボード)、ミッチー長岡(ベース)、尾崎博志(スチールギター)、古橋一晃(エレキギター・アコースティックギター)ら名うてのミュージシャンが花を添え、彼女のソロからデュオギター、バンドスタイルまで、バラエティーに富んだ編成で彼女の道程が演出された。
ライブは彼女の衝撃的なデビューを思い出させる「望郷」「飛びます」からスタート。「織江の唄」「白い花」「ヨコハマ」などの代表曲、「リンゴ追分」「横浜ホンキートンク・ブルース」などいまやハコ作品としても定着した感のあるカバー曲など、時と共に進化する彼女の歴史を振り返るように進行。
最新アルバム「歌っ子」からも「ターコイズブルーの空」、タイトルチューン「歌っ子」などが披露され、自らの歌の原点に立ち返りながら制作された「歌っ子」は、未来へ向けての決意表明のようにも感じられた。
 
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ファンは、彼女の歌の数々に自分と彼女との歴史を重ねて見たことだろう。小さなライブハウスで、深夜のAMラジオで、芝居小屋の舞台で。
彼女に魅せられる理由は、その人がくぐり抜けてきた時代の中で、生きていく上で何にこだわりを持ってきたか、それを明らかにしてくれるその世界観に他ならない。観客の誰もがそれぞれの生き様を改めて振り返る瞬間を何度も噛みしめたに違いない。
ラストの「気分を変えて」でこの、濃厚な一夜は幕を閉じた。
 
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原宿クエストホール
「山崎ハコ40周年記念ライブ 歌っ子」
2014年11月1日(土) セットリスト
M0 気分を出して(インスト)<曲中挨拶>
M1 望郷(バンド)
M2 飛・び・ま・す(バンド)
M3 織江の唄(with安田裕美)
M4 白い花(with安田裕美)
M5 ヨコハマ(with安田裕美)
M6 流れ酔い唄(ソロ)
M7 ざんげの値打ちもない(with安田裕美)
M8 リンゴ追分(with安田裕美)
M9 横浜ホンキトンク・ブルース(バンド)
M10 Beatle(バンド)
M11 空の舟(バンド)
M12 ターコイズブルーの空(バンド)
M13 歌っ子(バンド)
M14 縁<えにし> (バンド)
M15A 安田ギター・ソロ
M15 山の神さま(ハコ立・ギター+安田)
M16 サヨナラの鐘(バンド)
M17 気分を変えて(バンド)
M18 Someone To Watch Over Me(DISK)
 

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