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スリーター・キニー、不朽のカタログがリマスター盤としてSUB POPより発売決定

2014.09.03

sleaterkinney-2014-marinachavez-01-print.jpgTime誌から「アメリカのベスト・ロック・バンド」と評された伝説のライオット・ガール・バンド、スリーター・キニー。Rollins Stone誌にてオール・タイム・ベスト・アルバム500にも選ばれた『ディグ・ミー・アウト』など、ロック界に燦然と輝くカタログ、全6タイトルがSUB POPより日本先行で10月15日に一挙リリースされる(全作リマスター音源)。

「スリーター・キニーは90年代において非常に高い評価を受けたバンドのひとつであり、当時ライオット・ガール・ムーブメントが終焉を迎える中で、挑戦的で熱いパンク・サウンドをもって、過激なフェミニズムに先鞭をつけて新たに浮上してきたグループであった。また、すべて女性によるこのトリオは、ポスト・ニルヴァーナ期において、行き先を失ってしまっていたオルタナティヴ・ロック・ブームの強力なリーダーにもなったのであった」──Rolling Stone誌

全6タイトル共通
■発売日:2014年10月15日(水)日本先行発売(海外:10月21日)
■スペシャル・プライス:2,000円+税/リマスター音源/ⓟ & ⓒ 2014 Sub Pop Records


01_sleater-kinney.jpg■1stアルバム
『スリーター・キニー』/“Sleater-Kinney”(95年作品)*帯付輸入盤
品番:TRCI-48/解説:多屋澄礼(Twee Grrrls Club)/英語歌詞付

 セルフタイトルのデビュー作はまさに直線的で荒削りなサウンド。ロックンロールの古臭い性差別的な慣習に真っ向から対峙したコリン・タッカーの激しい叫び声と、最小限のバンド編成(ギター2本とドラム)のサウンドはまさにハードコア・パンク。

02_call the doctor.jpg■2ndアルバム
『コール・ザ・ドクター』/“Call the Doctor”(96年作品)*帯付輸入盤
品番:TRCI-49/解説:佐藤一道(Monchicon!)/英語歌詞付

 ​性差別へのプロテストソング“I Wanna Be Your Joey Ramon”など収録。ヴィレッジ・ヴォイスの年間ベスト・アルバムにて3位。Rolling Stoneの90年代ベスト・アルバムにて49位。

03_dig me out.jpg■3rdアルバム
『ディグ・ミー・アウト』/“Dig Me Out”(97年作品)*国内盤
品番:TRCP-175/解説:多屋澄礼(Twee Grrrls Club)/歌詞対訳付

 Rolling Stoneにてオール・タイム・ベスト・アルバム500に選ばれたロック界に燦然と輝くマスター・ピース。本作よりジャネット・ワイス(Drs.)加入。アートワークはご存じキンクスの『キンク・コントラヴァーシー』のパロディ。
・Rolling Stone: オール・タイム・ベスト・アルバム500–272位 / オール・タイム・ベスト・ギター・ソング (‘Dig Me Out’) – 44位
・ヴィレッジ・ヴォイス:年間ベスト・アルバム-4位
・SPIN: ベスト・バンク・アルバム 50 – 19位 / ベスト・アルバム100(1985-2005) – 24位

04_hot rock.jpg■4thアルバム
『ザ・ホット・ロック』/“The Hot Rock”(99年作品)*国内盤
品番:TRCP-176/解説:佐藤一道(Monchicon!)/歌詞対訳付

 ​Rolling Stoneにてオール・タイム・ベスト女性ロック・アルバム50の17位に、SPINにて99年ベスト・ロック・アルバム20で18位に選ばれた作品。アルバム・リリース後、初の来日公演を実施。

05_all hands on the bad one.jpg■5thアルバム
『オール・ハンズ・オン・ザ・バッド・ワン』/“All Hands on the Bad One”(2000年作品)*国内盤
品番:TRCP-177/解説:鈴木喜之/歌詞対訳付

 ​メディア、ファンから非常に注目を集める存在となった彼女たちに、Time誌は「アメリカのベスト・ロック・バンド」と評した。ヴィレッジ・ヴォイスにて年間ベスト・アルバムの10位に選ばれた。

06_one beat.jpg■6thアルバム
『ワン・ビート』/“One Beat”(2002年作品)*帯付輸入盤
品番:TRCI-50/解説:鈴木喜之/英語歌詞付

 ピッチフォークで9.1と高評価を獲得し、SPINで年間ベスト・アルバムで12位となった6枚目のアルバム。

なお、7thアルバム『The Woods』(2005年作品)は、今回のリイシュー・シリーズではLP(輸入盤)のみの発売となる(日本発売未定)。

【マスタリングに関して】
Sterling Soundのグレッグ・カルビ(ブルース・スプリングスティーン、ジョン・レノン、トーキング・ヘッズ等)が、オリジナルのアナログテープの状態からリマスタリングを施した。
「今回のような激しいタイプの音楽だと、実際のところかなりデリケートな作業になったよ」とカルビが語る。「分かったのは、初期作品の方のリマスターを始めた際、Burl B2コンバーターやコンプレッサーなど僕の機材やケーブルを通すことで、オリジナルのものよりもっと鳴りが良くなりディープなサウンドになったんだ。というのは、このバンドはほとんど、もしくは一度もベース・ギターを使ってなかったから、今回のリマスタリングでよりアグレッシブなサウンドになり全体的にバンドのパワー自体も増したと感じてる。今回の作業は決して派手なものではないけど、このバンドにとってはすごく重要なものだったと確信してるよ。そして各々のアルバムに対してすべて同じ意図で作業をしていったね。すべてにおいて彼女達の音楽は、当初からインパクト溢れるクレバーさとエモーションを以て長い間賞賛されてきてるわけだからね」

sleaterkinney-2014-charlespetersen-01-print.jpg【バイオグラフィー】
コリン・タッカー(Corin Tucker)-Vocals, Guitar
キャリー・ブラウンスタイン(Carrie Brownstein)-Guitar, Vocals
ジャネット・ワイス(Janet Weiss)-Drums, Backing Vocals
アメリカ合衆国ワシントン州オリンピア出身、ベースレス3人組ロックバンド。バンド名の由来はオリンピア近郊のフリー・ウェイの出口の名称から命名された。91年、コリン・タッカー19歳の時、ビキニ・キルのオリンピアでのライヴを見て衝撃を受け音楽活動を始める。バンドはコリン・タッカー、キャリー・ブラウンスタインにより94年に活動をスタートし、ジャネット・ワイス(Drs.)が3rdアルバム『Dig Me Out』より参加している。95年セルフタイトルアルバム『Sleater-Kinney』にてデビュー。3rdアルバム『Dig Me Out』(97年)はRolling Stoneのオール・タイム・ベスト・アルバム500に選ばれるなど、インディ・ファンやメディアから絶大な支持を受け、ガールズ・バンドの象徴としてだけでなく、ポスト・ニルヴァーナ期のオルタナティヴ・シーンにおいて強力なリーダーでもあった。
2006年8月に行われたロラパルーザでのライヴを最後に活動を休止。2014年、サブ・ポップより全カタログをリマスターにてリリース。

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