2014年4月17日（木）代官山UNIT
THE BOHEMIANS NEW TOUR 2014 〜夢と理想のツーマン〜
出演：THE BOHEMIANS／THE COLLECTORS
シングル『NEW LOVE』をリリースし、3月16日に高円寺HIGHよりスタートしたザ・ボヘミアンズの『NEW TOUR 2014』。まさに新しいステージに突入したボヘミアンズが勢いを増し、東京に帰ってきた。しかも、ザ・コレクターズとの2マン！という最高な組合せ。
若いボヘミアンズが日本のモッズ・シーンのみならずロック・シーンを牽引するコレクターズを迎えてのこの日、まずはコレクターズが登場。
実はコレクターズにとっても新たな一歩だった。先日、前任ベーシストが脱退し、この日から山森 JEFF正之氏がサポートで参加してのライブ。
JEFF氏はTHE ORANGESの他、加藤さんとのCHANGE ENERGY'Sでもベースを弾いている。新生コレクターズによる「TOUGH」や「僕は恐竜」や「NICK! NICK! NICK!」は、確かに今までとは違ったけれど、新たなグルーヴがこれからどう進化するか楽しみだ。
続いてボヘミアンズ。サウンドチェックで、あの「ウキウキWATCHING」を演奏した後、颯爽とステージに登場！
ライブは「夢と理想のフェスティバルに行きたい」でスタート！ 赤いナポレオン・ジャケットがキマっているヴォーカルの平田ぱんだは、フロアが一気にヒートアップしたのもあり、3曲目くらいでジャケットを脱ぐ、下にはブルース・リーのTシャツ。ビートりょうのギター・フレーズには随所にロックンロール・マナーが感じられる。平田は「東京に帰ってきました！ しかも今日は憧れのコレクターズ先輩と2マン！」と嬉しそうに話す。
今回のような規模での全国ツアーは2年ぶりだったのと、自分たちで作ったシングルを携えてのツアーだけに掴んだモノも大きかったのだろう。そのシングルから「THE CARS」をロマンチックに奏で、1stフルアルバムのリード曲だった「THE ROBELETS」ではフロアもひと際盛り上がる。
「太陽ロールバンド」ではビートりょうがフライングVに持ち替えセンターに立ちギターソロを弾く。「ダーティーでリバティーなベイビー、お願いだから」では平田ぱんだとビートりょうが1本のマイクに向かって歌う。観客とのコール＆レスポンスも最高に盛り上がった！ 「この歌をうたうためにツアーをやってました」とMCし、シングルの「NEW LOVE」を披露。オー！オー！と高らかに歌い、観客も拳をあげ応える。そして、ピアノの印象的なイントロが鳴り、平田が“信じているのはロックンロールだけさ”と高らかに歌う「ロックンロール」で、今夜のロックショウもクライマックスを迎える。
ザ・フーやキンクス、ストーンズの有名なフレーズも飛び出し、ビートりょうはピート・タウンゼントばりの風車奏法を決める！ さらに、もう1曲やらせろ！ と「火の玉ロック」で本編終了。
アンコールは「The Comeon」から、ベースの星川ドントレットミーダウンが書いた「THE MORNINGS」でボヘミアンズの幅広い音楽性を改めて感じた。平田が「今日みたいな最高な日をひと言で表すなら、こう言ってほしい“あれこそがロックンロール”！」とMCし、「That Is Rock And Roll」でライブは沸点に達した。
その後、メンバー5人がステージ前方に並び、夏にアルバムがリリースされることと、9月からワンマンライブでツアーをまわることが発表された！ ツアー・ファイナルは11月3日の東京キネマ倶楽部にて。ぜひ、ロックンロールの未来を担うバンドのライブに駆けつけてほしい。
これで終わりかと思いきや、ダブル・アンコールでコレクターズの加藤さんとボヘミアンズで、なんと「恋するフォーチュンクッキー」を歌い踊るというサプライズも飛び出した！ そんな新旧ロックバンドの共演に胸いっぱいな最高の夜となった。
Live Info.
THE BOHEMIANS ニュー・アルバム［8月6日（水）発売／詳細は後日］リリース記念ワンマンライブ
2014年9月23日（火・祝）新宿 red cloth
2014年9月27日（土）高松 DIME
2014年9月28日（日）福岡 Queblick
2014年10月08日（水）金沢 vanvanV4
2014年10月10日（金）大阪 Music Club JANUS
2014年10月11日（土）広島 Cave-Be
2014年10月17日（金）仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
2014年10月26日（日）名古屋 CLUB UPSET
2014年11月01日（土）札幌 KRAPS HALL
2014年11月03日（月・祝）東京 キネマ倶楽部
