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リキッドワンマン大成功のSEBASTIAN Xが4/19(土)に日比谷野音で自主野外イベント「春告ジャンボリー」開催

2013.11.24

seba_1_main.jpg 8月に2ndフル・アルバム『POWER OF NOISE』をリリースしたSEBASTIAN Xのリリース・ツアー・ファイナルが、11月22日、恵比寿LIQUIDROOMで行われた。

 バンド史上最高となるキャパの会場でのワンマンだったが、会場は後方まで人で埋まり、今のSEBASTIAN Xに対する期待値の高さは、そのオーディエンスの熱量からも沸々と感じさせた。
 ライブは新作アルバムと同じ「POWER OF VITAL」からスタート。そこから「サディスティック・カシオペア」、「ROSE GARDEN, BABY BLUE」とバンドの代表曲を立て続けに演奏。沖山良太の叩き出す太く力強いビート、飯田裕のバーストするノイジーなベース、工藤歩里の紡ぐしなやかで美 しいメロディ、そして永原真夏の伸びやかで芯の通った歌声。バンドメンバーそれぞれの個性が四位一体となったサウンドで、オーディエンスの心を吸引していく。
 永原が弾くピアニカに導かれるようにグルーヴ感溢れるアレンジに変貌を遂げていた「ASO」、続く「ツアー・スターピープル」、「フェスティバ ル」というオールドレパートリーの流れでは、会場はさながら祭りのような祝祭感を宿し、オーディエンスも狂騒状態に。ジャンルすら超えていくような、SEBASTIAN Xの放つ根源的な音楽の力をこれでもかと感じさせるパフォーマンスだ。永原が「ずっと歌い続けていきたい曲です」と語った後に演奏された「光のたてがみ」では、その輝くようなメロディの美しさと覚醒感に思わず息を呑む。そして中盤。永原が日記を書くように綴ったという「光/男/カメラ」、「日向の国のユカ」、そして「三日月ピクニック」といったメロウな楽曲では、オーディエンスをさっきまでの狂騒とはまるで別空間に誘う。会場をしっとりとしたトーンで落ち着けた後は、SEBASTIAN X流の瞬間最大風速パンク・ナンバー「ひなぎく戦闘機」で再び会場は熱狂の渦へ。永原の軽快なラップが冴え渡る「MIC DISCOVERY」、そしてSEBASTIAN Xの代名詞的名曲「ワンダフルワールド」といった必殺パンチの連発で、会場のボルテージも最高潮に。そこから「ヒバリオペラ」でのコール&レスポンスで は、まさにバンドとオーディエンスが一心同体となったような空気感が会場を包み込む。そして本編最後に演奏されたのは「DNA」。永原の「聞こえるかい?」の呼びかけに、「聞こえるかい?」と応える会場。まさにバンドとオーディエンスのDNA同士が呼応し、呼びかけあっているような感動的な瞬間だった。
 アンコールでは疾走感の溢れる「つきぬけて」、そしてバンドの代表曲「GO BACK TO MONSTER」を披露。さらに鳴り止まない手拍子に応えてのダブル・アンコールでは、永原がオーディエンスのいるフロアの下手から登場し、「食卓の賛歌」をアカペラでオーディエンスと一緒に合唱した。このあまりに普遍的で、それでいてSEBASTIAN Xの根源的なメッセージ性を宿した楽曲がオーディエンスの中に浸透していくその様はとても感動的だった。そして、まだまだ鳴り止まない手拍子に応えてトリ プル・アンコールとして、未来を高らかに歌う「F.U.T.U.R.E.」を披露。
 2時間40分にも渡るこのツアーファイナルは到達点ではなく、バンドの将来への期待と確信を感じさせる名演だった。

 そして、アンコールでは永原の口からは、その将来への期待を裏付けるような発表があった。
 来年の4月19日(土)にバンドの名物イヴェントである「TOKYO春告ジャンボリー」の第三回目が日比谷野外音楽堂で開催されるというもの。2012年より2年連続で上野水上野外音楽堂で開催してきた自主野外イベントだが、3年目にして大きく規模を拡大、2倍以上のキャパシティとなる日比谷野外大音楽堂に場所を移して開催される事が決定。
 出演者などの詳細は後日発表。
 毎年独自のブッキングとハッピーな雰囲気で大きな反響を読んでいるフェスだけに、来年はどのような展開になるか、期待しよう。



"SEBASTIAN X presents『TOKYO春告ジャンボリー2014』"
2014/04/19(土)日比谷野外大音楽堂

詳細は後日発表

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