スウィート・リトル・ブルースマンにして、色とりどりのロックンロールやポップ・ソングを、泣きじゃくるような、笑い飛ばすような、やけっぱちのような、つぶやくような歌声で「一瞬の永遠」を歌い続けるシンガーソングライター「倉内太」。
2012年11月21日「倉内太と彼のクラスメイト」名義で発表し、各方面から絶賛を受けた名作1stアルバム「くりかえして そうなる」発表から半年、早くも2ndアルバム「刺繍」が完成。
峯田和伸、前野健太、などが表現した「童貞感」や「ルサンチマン的」表現からの影響を、全く別のベクトルに進めて表現した独自の世界観、小沢健二などにも通じるスタイリッシュなサウンドや、言葉の為の音で構築されたバンドサウンドは、2013年の日本音楽シーンにおいて重要な意味を持つだろう。
倉内の楽曲に惚れ込んで集まったメンバーによる、新グループ「ネイティブギター」を従えて録音された楽曲、ソロ・ワークとして録音された楽曲に加え、地下音楽シーンで話題に登り始めたアンダーボーイズがトラック制作で参加した楽曲を含む、全11曲、44分50秒で表現された、ある脳内風景の記録。
2013年4月には、ポップカルチャー・シーンで話題の、音楽×映画によるコラボレーション・プロジェクト映画祭「MOOSIC LAB2013」にて公開される「ダンスナンバー 時をかける少女」(監督:三浦直之(ロロ)、出演:我妻三輪子、亀島一徳(ロロ)、島田桃子etc)の主題歌として、
M-1.「時を踊る少女」その他M-2.M-6.M-8もサウンドトラックとして使用される。そこにあるものは、センチメンタルな憂鬱、ぼんやりした希望、音楽と女の子、倉庫内作業員の心情、イライラキラキラした風景。ため息が出るような現実と日常に、みんな「ほんとは僕(私)、素敵なやつ」だってことを忘れている。夢の中上手く走れない、なら、踊りながら走れ!
倉内太はやくも2ndアルバム『刺繍』完成
2013.04.04