7.02（Sat）新代田FEVER
Nobody Knows My Name
門田 匡陽

　6月に1st.ソロアルバム『Nobody Knows My Name』をリリースしたGood Dog Happy Menの門田匡陽のワンマンライブが、7月2日に新代田FEVERで行なわれた。この日は、バンド形式のライブということでBa./Cho・菅原将之、G/Cho・河相巧矢（ex.センチライン）、Dr/Cho・伊藤大地（SAKEROCK / ex.Good Dog Happy Men）の4人編成に、GRAPEVINE等のサポートでも知られるkeybord高野勲、そしてtodayis the dayのドラマー大浪彰仁が参加した。
　この日は『Nobody Knows My Name』の1曲目に入っている『Blue Moon Shadow』でスタート。ドラムのリズム、ギターのメロディーラインがライブの幕開けを感じさせ、一瞬にして会場が華やいだようだった。『I Love You』のCDでのへっぽこなギター（左右のギターは噛み合わない男女の会話を表現しているそう）はライブでも相変わらずなへっぽこ具合（良い意味で）。気持ち悪い合わなさではなく、心地よく聴かせているところが門田のアレンジ技術の妙だろう。最初のMCで「こんなにライブを待ち遠しいと思ったのは初めて」と門田が言っていたが、その気持ちはいっぱいになった会場からも充分に伝わっていた。わかりやすく拳が上がるというわけではないが、ステージを食い入るように見つめていたから。その後も、彼が以前組んでいたBURGER NUDSや現在活動休止中のGood Dog Happy Menの楽曲からも演奏される。不思議なタイトルを持った『ネギ』はフォーク調であったり、テンポが目まぐるしく変わる面白い曲だった。ライブ中盤には、長らくやっていなかったという『Perfect nervous』を演奏。こちらの曲、Good Dog Happy Menの2nd ミニアルバム『Most beautiful in the world』に挿入されている曲であり、まさか聴けると思っていなかったこの曲にフロアは体全体で応えていた。その後BURGER NUDSの『Normal Abnormal』では、当時を思い出させるかのように、門田が珍しく叫ぶように声を張り上げて歌う。後半はテンポの良い曲が畳みかけるように演奏され、『Bit by Bit』〜『そして列車は行く』はダイナミックな大浪のドラムが高揚感を煽る。インストの『後夜祭』を演奏後の「最高に楽しいです」というMCから残り2曲『暗証番号』まで、セッションを入れたり、ステージからは高いエネルギーが感じられた。アンコールを受け、再び登場したメンバー。ラストの『ドーナツ』では、伊藤＆大浪によるツインドラムも炸裂し、ドラマティックに魅せた1時間半強のライブは幕を閉じた。
　MC中に「いつかは全国でレコ発（ライブ）をやれるアーティストになりたい」と言っていた門田。彼の旅はまだ始まったばかりだ。（Rooftop：やまだともこ）

 

SET LIST
1. Blue Moon Shadow
2. Alice
3. Ghost
4. I Love You
5. Music From Twilight
6. 埋立地
7. Dear My Teacher
8. ネギ
9. hostia
10. 指輪
11. Perfect nervous
12. Normal Abnormal
13. boys In blue
14. 慰霊堂清掃奉仕(Happy Birthday!)
15. Apple star storyS
16. Bit by Bit
17. そして列車は行く
18. 後夜祭
19. Candle for minority
20. 暗証番号

〜encore〜
1. Sweet heart of moon
2. ドーナツ

商品情報

Live Info.

7/15（金）ap bank fes '11 Fund for Japan　前夜祭【koti market live】atつま恋
8/4（木）渋谷LUSH
8/11（木）大阪心斎橋JANUS

関連リンク

• 門田匡陽オフィシャルサイト
• オフィシャルTwitter

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