泥臭い男達が鳴らすロックンロール
Rooftop 35th Anniversary Premium Show ROOFTOP RESOUND 2011 #1
2011年5月27日(金)新宿LOFT
a flood of circle / FoZZtone
当日はこのイベントのために制作したフリーペーパーのインタビュー時にFoZZtoneとa flood of circleの各ボーカル氏が言っていた“5月27日は美しい泥仕合になる”、まさにそんな一夜だったように思う。どちらのバンドもこれまでに同じイベントへの出演はあるものの、初めての2マンとなるこの日、FoZZtoneの『白鯨』でイベントの幕は開けた。初っぱなから圧倒的なステージングと、力強いサウンドで魅了し、渡會の「来いよ!!」の言葉でさらにヒートアップ。『4D』では竹尾のギターが雄叫びを上げるように高らかな音を聴かせ、最後は『ブランケット』でフロアを温かな空気に包み、afocへバトンを渡した。
afocは1曲目『Hide & Seek Blues』から完全に攻めの姿勢。最低で最高の兄貴達(佐々木談)のFoZZtone、そしてフロアに食らいつく勢いだ。『Human License』や『Miss X DAY』『プシケ』などおなじみのナンバーでフロアを踊らせ、最後は『世界は君のもの』で大団円。アンコールがかかり『ロシナンテ』を披露し、イベントは幕を閉じた。
………ように見えたが、afocのアンコールが終わると同時にバーステージでは渡會の弾き語りが始まる。その後、FoZZtoneの武尾・菅野とafocの佐々木・渡邊も登場し、5人でアコースティックセッションが始まり、最後は『Knockin' on Heaven's Door』を。先ほどのステージとは違い、5人ともリラックスした表情で演奏をしている。佐々木の「最高にロックだったぜ!」という言葉にフロアが歓声で応え、ロックンロールに人生を捧げた男達と、そこに身を委ねたオーディエンスとの3時間に及ぶ最高のステージを魅せた。本当に贅沢な一夜だった。
そして、この場を借りて。5/27の新宿ロフトにご来場頂きました皆様、バンドの皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。(Rooftop:やまだともこ / PHOTO by:o-mi)
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