前作から2年ぶりとなる新作。ドラマー東の脱退という試練を乗り越えて届けられた3作目となる本作は、前作に引き続きmooolsやOGRE YOU ASSHOLEらを手がけた斉藤耕治/多田聖樹によるプロデュース。テン年代型シティ・ポップという称号を冠するに相応しい爽快な『Baby』、レーベルメイトでありカナダの大人気エレクトロニカ・アーティストであるI AM ROBOT AND PROUDをフィーチャリングした『KITAINEIRO(feat. I AM ROBOT AND PROUD)』、コンテンポラリーR&B的なリズムがクールな『体温』、彼らの真骨頂ともいうべきUSインディー直系ギター・バンドとしてのダイナミクスを宿す『プールサイド』、ホームメイドな肌触りのサイケデリアが愛おしい『水圧』、シューゲイズなノイズと叙情が見事に交錯する『一秒、いらないさ』、そしてトーキング・ヘッズ meets J-POPな『KITAINEIRO(original version)』、と、YOMOYAというグループを構成する多彩な要素を曲毎に切り取って見せた、ヴァラエティに富んだ全7曲を収録。2年の間に彼らが辿り着いた新境地を示すに余りある大充実作にして『Y』三部作の完結編となった。
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