ハナクソンズとは...? 膨大なビデオテープの山から掘り出される数々の脱力映像を閉鎖空間で楽しむユニット。昨年よりもさらに脱力度倍増!! 今年は新メンバーも募集中!? [Interview:一木義彦 (LOFT /PLUS ONE) ]
3軍で勝負
──昨年に引き続き今年もお引き受け頂きありがとうございます!
大堀:とんでもない、こちらこそ。
細川:(前回のイベントを観て)もう何も無いこと分かったでしょ(笑)。
──前回のイベントの最後に、細川さんが「次回は4年後で」と言ってたんですが。
細川:だって2軍まで出しちゃったから、3軍じゃ戦えないでしょ。
大堀:でも3軍てどんなもんなの!? って思う人もいるんじゃない? 怖いもの見たさで。逆に3軍まであるんだ!? って感じだろうけど(笑)。
細川:前向きだなあ。けど、本数はスゴいあるんだよね。
大堀:そうなんです、見せてないのがまだまだあるの。でもホントにヒドいやつ。細川くんは「俺の職業に影響するから止めてくれ」って(笑)。
細川:そう、仕事の人には言ってないからこっそり。昨日も、明日大堀さんと取材(本日のハナクソンズのインタビュー)だって話になった時に…。
大堀:隠してたよね! とにかく細川くんはハナクソンズを隠そうとするのよ(笑)。でもロフトプラスワンさんからこういうお話を頂かなければ、ホント幻のグループですよ。だから貴重だよね?
細川:というか、大堀さんの口説き方がおかしいんですよ。俺的には何のためにハナクソンズをやってるか分からないから…。
大堀:この発言も衝撃的でしょ!?
細川:だって、僕に何のメリットがあるんですか!?(笑) で、そう思ってたら大堀さんに「俺に1年に一回会えるからいいじゃない」って。
大堀:でもホントここで久々に会ったねって感じですよ。この取材が。お互い「じゃあちょっと飲みに行く?」って間柄じゃないし。
細川:ホントにないですね。
大堀:なんかのお仕事でたまたま一緒になったりとかはあるんですけど。二人きりはあんまりないね。
──恥ずかしいみたいな?
細川:恥ずかしいっていうか、昔は仕事でずっと一緒にいたからかなぁ。
大堀:そう、昔はずっと一緒にいたんだよね。もうずいぶん話したんですよ。だからほぼ知ってんですよ、お互いのこと。
細川:だから、時々会って話すと楽しい。
──年一ぐらいが…。
大堀:ちょうどいい(笑)。
細川:1年前のRooftopの取材の後に昼から飲みに行ったんだよね。
大堀:そうだ、二人とも空いてるから新宿で昼間から飲んだね。
細川:で、飲んだ後に人の稽古場行って…。
大堀:佐伯新の稽古場(笑)。
細川:酔って行って、稽古見ながらさんざんダメ出しして(笑)。普段も口が悪いのに、酔ってるから、さらに口が悪いんだよ(笑)。
大堀:一人芝居を彼(佐伯新)が初めてやるっていうんで見にきてほしいとは言われてたんですよ。でも酔っぱらって行ったのはね…悪かったけど(笑)。
ハナクソンズ完全な全裸
──前回のコンセプトはジャスティンビーバーに気に入られようというものでしたが、今回はいかがでしょうか?
細川:今回は全てをさらけ出しますよ。封印してきたやつも全部見せると。チンコも全部見せますよ。
大堀:そう、全裸。
細川:ハナクソンズ完全な全裸、です。
大堀:ホントに見事な鼻クソをちゃんとお見せできるんじゃないのかな(笑)。
細川:鼻クソなんて良い物じゃないかもしれないけど(笑)。しかし3軍、4軍の選手は今考えるとなんで作ったんだろ? って物ばっかだよね。けど、昨日大堀さんがこういうの撮ってたって話してたの面白かったなぁ、チンコがどうのこうのって…。
大堀:あ、チンポさんか。
──チンポさん!?(笑)
大堀:荒川良々くんが出てくれたの。ハナクソンズの初期の頃はよく出てもらってたんだよね。「チンポさーん、チンポさーん」って言ってコックリさんみたいにチンポの形になぞっていく、みたいな(笑)。
細川:当時は全然ダメだってなってたのに、昨日話してたら「それ面白そう」って(笑)。
逆に時間が経ち過ぎて何周もして。
大堀:チンポさんビデオ残ってるかなぁ?
──この発想ってどういう時に出るんですか?
大堀:なんなんでしょうねぇ。
細川:大堀さんのやつ、ホント意味が分からないから(笑)。
大堀:でもまた意味が分からないのが世間的には流れきてるじゃないですか? この波に乗っかっちゃえばね。わけ分からないのが面白い、みたいな。
細川:そもそもブームの波とは違うとこの波に乗ってるから難しいよね。
当日のお楽しみで
──前回は新作を撮って頂きましたが、今回はいかがでしょうか?
大堀:細川くんは映画の撮影があるから無理だけど、僕はちょいちょい空いてるから、撮れたらとは思います。頑張ってみますが、まだわかんないです。当日のお楽しみということで…無かったらごめんなさい。
細川:お楽しみって言ったら普通あるんだよ! 無いパターンもあるのかよ!(笑)
大堀:いや、こっちも色々あるからさ…
細川:知らねーよ! 楽しみにしてたのに無い場合もあるってなんなんですか!(笑)
大堀:でもやっぱ、一日作業になるから大変ですよ。
細川:一日はかからないでしょ?
大堀:結局かかっちゃうよ、お昼から3時くらいまで撮影して…。
細川:3時間くらいじゃん!(笑)
大堀:3時に終わって片付けやったら4時か5時くらいでしょ。それで飲みに行ったら一日終わっちゃうから。
細川:でも大堀さんは色々舞台やってるから色んな役者に声かけれるんじゃないの?
大堀:そうですね、ちゃんとした役者さんに声をかけてみようかなとは思いますね。でも出たいって言ってくれる人はけっこういるんですよ。
細川:ホント!? 大堀さん、他の人にハナクソンズのこと言ってるんだね。
大堀:言ってるよ!
細川:俺は隠してるから誰も出たいとか言わない(笑)。
間違えてAV
大堀:VHS重いから持ってくるのがしんどいんだよなぁ。ここ置いときたいな(笑)。
──ここ以外流さないですか?
細川:流さないよ、家でも観ないし。
──一応チェックして持ってくるんですよね?
大堀:ノーチェック。巻き戻しもしてないし。
細川:内容も観ないでとりあえず家にあるVHSを全部カバンに入れて持ってくる。
──前回大堀さんがAVを持ってきてしまって…(笑)。
大堀:恥ずかしいやつだよ〜(笑)。
細川:重ね撮りかなんかで、全部一緒になっちゃってたんだよね。
大堀:そのくらい、今回も何が出てくるか分からないので(笑)。
細川:3軍のやつとかは10年前に一回しか流してないんですよ。でもホントつまんないやつで…。今回は前半あえて3軍4軍だけ流そうか?
大堀:いや、だから初めは飲もう! みんなで!
細川:あっ、バカになってから観れば!(笑) 自主映画やってた時に一番面白かったのって、酒飲んでつまんない自主映画をツッコミながら観るのが一番面白くて。
大堀:なるほど、それだな。前半はそれにしよう。でも後半もそんなに変わんないけど 笑。
新メンバーオーディション
──それでは今回のイベントの意気込みなどありましたら。
大堀:僕は1年に一回細川くんに会えるのが楽しみだし、ハナクソンズってまだあるんだな、という確認ができるというね。俺はハナクソンズをやってくぞ! という気持ちです(笑)。
細川:というか新作だけで一回やりたいですよね。今回は無理だけど。本気で全新作でやってみないですか?
大堀:そうだね、そうしないと意味ないもんね。そうじゃないとずっと搾りカスを出し続けることになるもんね(笑)。今回は搾りカスだけど、搾りカスの美味しさもあるのでそこを味わって頂いて(笑)。そのうち新作という新しい味が出てきますから。
細川:今回やれよ! って話だけどね(笑)。今回はやらないけど、ってどんな意気込みなんだよ(笑)。まぁでも、VHSより俺らの話がどうでもいいのが面白いと思ってるんですよ。だからこの空間を楽しんで頂ければね。ていうか、純粋なハナクソンズのファンはいるんでしょうか?
大堀:純粋なハナクソンズファンがいたら新作を撮る意義もあるもんな。
細川:じゃあ来年やる? ちょっとずつ撮りためて。
大堀:できないでしょ? 直前でガーッとやるタイプじゃん。
細川:今回で過去のVHSはすべて出し切っちゃうんで、ゼロからのスタートに。名前も変えようか?
大堀:いやでも、「ハナクソンズ」ってやっと浸透し始めてきたんだから…。
細川:あっ、じゃあ新メンバーのオーディションしようか? VHSを持ってきてもらって俺たちが審査する。
大堀:いいね、今回ハナクソンズに入りたい人がいたらVHSを持ってきてください。公開オーディション。
細川:その場ですぐに入れます(笑)。
──VHSのみですか?
大堀:あーそっか、VHSだと難しいか。じゃあDVDでも可。1人ぐらい持ってきてくれると面白いけど。
細川:その場で入れますから。即決します!
大堀:休憩中は楽屋で一緒に談笑します!(笑)