Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー二牟禮"ラリー"知巳(Rooftop2015年4月号)

GARLICBOYSのラリーがホームタウンの大阪で抱腹絶倒のトークライブを開催!

2015.04.01

 昨年末、活動休止を発表したGARLICBOYS。そのギタリストであるラリーが、塾長・二牟禮"ラリー"知巳として開催したトークライブ『平成トーキングラリー塾』。大好評であった前回に続き、4月13日(月)に『Loft PlusOne West 1st Anniversary「平成トーキングラリー塾 Vol.2」〜Stairway to ラリー塾〜』の開催が決定!! 進むアルコールと煽る観客によって、ラリーの新たな一面が垣間見える夜!? そんなイベントを前に、その全貌を語ってもらった。[interview:松本尚紀(Loft Plusone West)]

寄り道を楽しむ『平成トーキングラリー塾』

──前回の『平成トーキングラリー塾』をやってみて、感想を聞かせて下さい。
ラリー:実は十数年前に、バンドで新宿のロフトプラスワンでもトークイベントをやったことがあるんです。その時はメンバーがいたんですけど、今回のイベントのようにメインで喋るのは初めてやったんで緊張しました。しかもトークテーマが大阪の泉北という土地についてでしたからね(笑)。でも、イベントが終わってからもお客さんと呑んでたりして、雰囲気は凄い良かったです。
──地元大阪で、ラリーさんとして初のトークイベントだったのですね。
ラリー:そうです。当日はいろいろと考えていたネタがあったんですけど、イベントが始まったら全部無視してしまってて。イベントの中で、山場やこの辺で締めるとかっていう青写真を作ってたんですが、ここ(ロフトプラスワンウエスト)はお酒を出してくれるじゃないですか。おかげで、計画はすぐに破綻しました(笑)。
──ゲスト講師の加藤鶴一さん(ライブハウス・十三ファンダンゴ店長)はいかがでしたか?
ラリー:加藤君はめちゃくちゃ緊張してましたね。後半はお酒が入って良い感じやったんですけど、お酒を注入しすぎて、喋りたいのに言葉が出てこなかったりで(笑)。あと、ふたりで呑みに行ってるのに、僕をほったらかして寝たりすることがあるので、今回は起きていてくれて良かったです(笑)。彼はやっぱり面白い人です(笑)。
──加藤さんはラリーさんの地元の後輩なんですよね。
ラリー:はい。でも出会ったのは地元ではなく十三ファンダンゴです。僕が出演者で、彼がライブハウスの店長っていう関係でした。今もですけど(笑)。
──なぜ加藤さんをゲストに呼んだのでしょうか?
ラリー:もともと『ラリー塾』というイベントは加藤君にも絡んでもらって、ファンダンゴで開催してたんです。当時から加藤君は『ラリー塾』っていう名前が独り歩きしていくのが一番良いって言ってくれていて。それで、新宿ロフトとかいろんな場所で開催してたんです。そんな中、昨年末にこの話をもらい、『トーキングラリー塾』としてイベントを開始するにあたって加藤君をフィーチャーしていた元の形に戻したかったんです。イベントのジャンルは違いますけどね。
──歴史の変遷があるんですね。でも加藤さんをフィーチャーしたのに、イベントではあまり喋らなかったんですよね(笑)。
ラリー:そう、喋らなかった(笑)。基本的に加藤君は演者じゃないんで(笑)。ロフトプラスワンウエストがトークに特化してるというのはありますけど、こういう新しい付き合い方も僕ららしくていいと思います。回を重ねるごとにぶっちぎりの加藤君が見られると思いますよ(笑)。
──もともとどういう経緯で『平成トーキングラリー塾』の開催に至ったのでしょうか?
ラリー:新宿ロフトの店長・大塚君と、元新宿ロフトで今はPIZZA OF DEATHというレーベルにいる阿部君という人がいるんですが、出会った頃からふたりは僕らのことを気にかけてくれてて。2014年末にバンドとしてのラスト・ライブをやって、その打ち上げで大塚君からこのトークライブの話を阿部君経由で頂きました。その時は僕もお酒が入ってたんで、その場の軽いノリで「やる!」って言ってしまって、後で素面にかえって、これは大ごとになったぞと思いました(笑)。
──良くも悪くもノリがあったんですね。
ラリー:そうですね。ノリって簡単な言葉ですけど、大事なんですよ。頭で考えるより、勢いで動いてみる、とりあえずやってみたら面白くなるんです。先にゴールを決めてやっちゃうと、そこにしか行かないからね。どこに行くのか分からないものを寄り道しながらやって、ぶらぶらとやってるのが楽しいんです。だからこの方針を許してくれるロフトプラスワンウエストさんには感謝してます。
 

トークライブで魅せる二牟禮“ラリー”知巳

──GARLICBOYSとしての活動を休止して、これまでのバンド活動と、トークライブでの出演について意識の変化などはありますか?
ラリー:まず、手ぶらですからね。今まで持っていたギターがない(笑)。僕的には、バンドは一旦区切りがついたんで、バンドの延長線上ではないところでイベントをしている感じですね。話の流れとしてバンドのことが出るのはあっても、それをメインにするのは自分的にずるい気がしますしね。僕個人としての活動の延長線上のひとつですね。まぁ、バンドがあったからこそこうして出演させて頂けるんですが。
──これからの活動として、トークイベントの手応えはいかがですか。
ラリー:新しいことをさせて頂けるのが、凄くありがたいです。ロフトプラスワンで弾き語りとかをやったら、ただのバンドの延長線上ですから。ないとは言い切れませんけどね(笑)。
──ラリーさん自身は、今後どういった活動をしていくのでしょうか?
ラリー:バンド活動を休止してからは、今ある環境をどう面白くしていくかを大事にしてます。いろいろと考えてることはありますけど。
 

宗右衛門町で呑んだくれ! 4・13『トーキングラリー塾』!

──『平成トーキングラリー塾』の今後の展望を教えて下さい。
ラリー:今まで出会ったギタリストをゲストに迎えて喋ったりしたいです。ギタリストって打ち上げとかであまりギターの話をしないんですよね。なので、自分のルーツや誰のこのプレイが良いとか、そういう話をギタリスト同士でしてみたいですね。普段聞けない話がこぼれると思うんで、僕もそうですが、お客さんも嬉しいかなと考えてます。あとイベントとしては、東京でやるっていうのをひとつの目標にしたいですね。隔月で大阪でやって、『関西ヘヴィメタル東京殴り込みギグ』的に東京に殴り込みたいです(笑)。東京のゲストを呼んだり、幅が広がりますし。
──日本各地でできそうなイベントですね。
ラリー:ほんまやね。でもそうなったら加藤君が大変やね。絶対来てもらいますけど(笑)。
──4月13日(月)の『「平成トーキングラリー塾 Vol.2」 〜Stairway to ラリー塾〜』について教えて下さい。
ラリー:内容としては、もともとやってたイベント『ラリー塾』とは、ってところから話します。『平成トーキングラリー塾』に行き着くまでの歴史は長いですからね。
──4月13日に来てくれるお客さんに一言お願いします。
ラリー:過度な期待はしないように(笑)。あとは一緒に呑みましょう。打ち上げに参加するテンションで来て下さい。
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LIVE INFOライブ情報

Loft PlusOne West 1st Anniversary
『「平成トーキングラリー塾 Vol.2」〜Stairway to ラリー塾〜』
2015年4月13日(月)ロフトプラスワンウエスト《大阪ミナミ宗右衛門町》
【出演】塾長:二牟禮“ラリー”知巳/ゲスト講師:加藤鶴一(FANDANGO 店長) ゲストあり!
OPEN 18:30/START 19:30
前売 1,500円/当日 2,000円(共に飲食代別)
*チケットはローソンチケット(Lコード:52639)、ロフトプラスワンウエストの電話予約(06-6211-5592/16時〜24時)で発売中
*ご入場順:先行予約→ローソンチケット→電話予約→当日券

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