ギリアウトなことをやっているロックな匂いが残る箱
Hitomi;LOFTって小滝橋のLOFTをいれたら何年ぐらいになるんですか?
——今年の10月で38周年でした。
Hitomi:すごいなぁ。ザ・スターリンとかも出てたんですよね?
——はい、出てましたね。
Hitomi:そういうのとかを観てみたかったな。
seek:そういう怖いイメージみたいのがありましたもんね。豚の頭を投げてとか、誰かが無茶苦茶してとか、アングラでサブカルナなイメージが当時すごいあったし。
Hitomi:そういう無茶をやってたバンドがいた時代のライヴハウスってすごい観てみたかったなぁって。後になって知る情報だったんで。
seek:系列店のLOFT/PLUS ONEもそうですけど、ヴィジュアル系も芸人さんもアイドルさんも出演してますけど、未だにこれは他では絶対出来へんなっていうイベントをやってるじゃないですか。
Soan:あー、ありますね。
seek:こないだもLOFT/PLUS ONEを『魚群』で使わせてもらった時に昼間の部があって、AV男優のイベントだったんですけど、むちゃくちゃお客さんがパンパンで。
MIKI:男がパンパンってこと?(笑)
seek:いやいや、女のお客さんでパンパンで。
Hitomi:あれかな? イケメンAV男優みたいな?
seek:はい。
Hitomi:あー、今あるよね、そういうの。
seek:ここに来てるっていうことを、絶対にこの女の人らは家族にも誰にも言ってないんやろうなっていうみたいな人ばっかりがいたりとか。
MIKI:あと虫を喰うやつとかもあるよね。
seek:あー、佐々木孫悟空さん。そうやね。
MIKI:すごいよね。
seek:っていう、ギリアウトなことをやってるとこがやっぱりロックな匂いがすると言うか。そこにはやっぱりちゃんとした礼儀とかもあるんやと思うんですけど、ギリアウトなことをしても怒られへんかなって。
一同:(笑)
——じゃあ、今の新宿LOFTは守りですかね?(笑)
Hitomi:(笑)LOFTっていうよりも出演者側がそうなってしまったんじゃないですかね。無茶やりたがるバンドが昔に比べるといなくなったんじゃないですか。殺害塩化ビニール系のバンドさんって今もやってるんですか?
——死ね死ね団のイベントに出たりしてますね。
Hitomi:死ね死ね団のイベントにFatima時代に何回か出てるよね?
Soan:出てるね。
Hitomi:死ね死ね団って、すっごいLOFTのイメージ! ミスターLOFTみたいな(笑)。
——『ロフトドーム』っていう曲もありますしね! では守りではなく、1/19のライヴの時は、何か仕込んでください(笑)。
Soan:投げましたね(笑)。
seek:このタイミングで言うのもなんですが、うちのギターのkeijiくんがその日誕生日なんですよ。
Hitomi&Soan:あっ、そうなんだ!
seek:まっ、それは別に何もせんでいいんですけど。
一同:(笑)
MIKI:ワンマンちゃうしね。
Soan:いやいや、お祝いしましょうよ!!
seek:僕らね、最近ひと回りして、サプライズ何していいんか分からんようになっちゃったんですよね。すごい拘っていろいろしてきて、この前は勝手に実家に行ってMIKIくんの両親にコメントもらったりね(笑)。
MIKI:いやいや、もうひどいんだよ!
seek:一応、僕メンバーの実家の住所は全員把握してるんで。ご両親の連絡先も知ってるんで、勝手に家に行って、勝手にやってたんですけどね。
Soan:ミッキーの実家って北陸の方じゃなかったっけ?
MIKI:岩手だから東北の方だよ。最初の頃はみんなの誕生日に、そいつには言わないでメンバーがパートチェンジをしてハッピーバースデーをやるとか、そういうのをずっとやってきてたんだけど、やってる側がちょっと飽きてきて面白い方にもってこうってことになって。seekの誕生日の時なんて、keijiくんにiPod渡されて、「これに曲が入ってて流すから、それで歌え」って言われて、iPodでハッピーバースデーが流れて、1人で歌うって(笑)。
seek:自分で歌ったんですよ。
一同:(笑)
seek:「全然祝われてる感ないけど!」って(笑)。
MIKI:俺らはそういうところにもういるから、それがすげー面白いの。「今回iPodなん!」って、そういう笑いなんですけど。
seek:いきすぎてたから、最近シンプルに戻してきてますけど。
Soan:お祝いしましょ!
seek:そうですね〜。