メッセンジャーあいはら×ガリガリガリクソン×中西正男によるトークライブ『下卑ゲビ太』。ロフトプラスワンウエストでは大好評につき、2015年1月9日（金）に4回目の開催が決定。下卑てるんだけど、下卑てるからこそ、どうしても聞きたい！ 人間の理性に訴えかけるトークライブ！ 下卑たゴシップを持つ2人のお笑い芸人と、ゴシップの最前線に立つ芸能ジャーナリストという絶妙のバランスが、大阪のゴシップ好きを離さない。そんな絶妙な3人から、関西一の炎上ピン芸人（!?）、ガリガリガリクソンを直撃!! 最旬のゴシップ獲得なるか...？（interview：松本尚紀／LOFT PLUSONE WEST）
真面目なお笑いの現場と、ふざけられる音楽の現場
──最近、お笑いはもちろんなのですが、音楽の現場でガリクソンさんの活躍をお見かけします。やはり音楽関係の現場も増えているのですか？
ガリガリガリクソン（以下、ガリ）：増えてきましたね。大阪には清水音泉という最高のイベンターがいて、その清水音泉の田口さんという方とレイザーラモンRGさんが同じ大学の同じプロレス同好会出身なんです。そんな繋がりで、2009年に清水音泉さん主催の『OTODAMA』で前説やらへん？ って誘ってもらったのが最初なんです。そこから徐々に、音楽関係の現場に行くようになりましたね。
──今年の『OTODAMA』でのガリクソンさんの前説とライブを拝見しました。一緒に出演されてたリー5世さんの迫力たるや凄かったですね（笑）。
ガリ：リー5世はホントに面白いんですよね。あんな面白い外国人いないですよ。
──リー5世さんとのお付き合いは長いんですか？
ガリ：『あらびき団』で一緒になってからですね。リー5世って、何も分からんまま吉本に入っちゃったんです。だから本人も周りも、どう扱ったらいいか分からんみたいで。でも、リー5世ってアーティストさんの前に行くと、めっちゃくちゃウケるんですよ。この前も奥田民生さんや斉藤和義さんとか、錚々たるアーティストさんがいる打ち上げにリー5世がイベントに出てもないのに行ってて。「お前らよりローリング・ストーンズのほうが歌上手いんじゃー！」とか言ってたんです（笑）。そうしたら、アーティストさんって普段そういういじられ方をされないから、凄く寛容に笑ってくれはるんです。
──音楽関係の現場と、お笑いの現場の違いはありますか？
ガリ：やっぱり違いますね。お笑いのほうが真面目かもしれないです。音楽の現場のほうがふざけられるような気がしますね（笑）。
──芸人さんとアーティストの方が一緒になる機会って、最近は多いですよね。
ガリ：小籔さんが『コヤブソニック』をやってたりとか、僕も最近は音楽番組をやってたりとかで、芸人とアーティストさんが知り合う場は増えてますね。一緒にご飯を食べに行ったりする機会も増えて、大阪に来たから呑みに行かへん？ みたいな感じで誘ってもらったりとか、いまだに不思議な感じですね。
──今年の夏にユニコーンのライブで、ガリクソンさんが途中で出演されていて驚きました。
ガリ：あら！ 見てくれてはったんですか。民生さんとは毎日連絡を取り合ってて、だいたいカレーの話なんですけど（笑）。民生さんが大阪に来たら、僕がリサーチしたカレー屋さんを紹介してます。今年の『OTODAMA』の時も、同じ店に3日連続行ってましたからね。あの人は相当なカレー狂いですよ。
ギリギリアウトなトークライブ、業界関係者出入り禁止!?
──ロフトプラスワンウエストでのイベント『下卑ゲビ太』について教えて下さい。
ガリ：もともと、僕とパラさん（メッセンジャーあいはら）と中西さんとで、ギリギリセーフな暴露系のトークイベントっていうのをやってたんですよ。それで今年、大阪にロフトプラスワンが出来たんで、今度はギリギリアウトの一線を越えてしまうトークイベントをしようってなったんです。
──どうしてギリギリアウトをやろうとなったのですか？
ガリ：ロフトさんってギリギリアウトが許される場所やから、ぴったりかなって思って（笑）。あとやっぱり、今まで僕たちはギリギリセーフで止めてたんで。アウトな話題、産業廃棄物的な燃えカスがどうしても溜まってきてて、その処理ができるところが『下卑ゲビ太』なんです。
──改めて『下卑ゲビ太』って、凄いイベントなんですね（笑）。
ガリ：はい。『下卑ゲビ太』に関してはゴシップよりも、下卑た話なんで。ある題材について良し悪しをつけるんじゃなくて、僕らはこう思うって勝手に妄想を膨らましていくというのがコンセプトなので。事実無根の話が飛び交うこともあるから、ある意味タチの悪いことをしてるんです（笑）。
──出演者の皆様が、白黒つけないままなんですね（笑）。共演者のメッセンジャーあいはらさん、中西正男さんについて教えて下さい。
ガリ：昔からパラさんの腹心である中西さん。そしてパラさんに一度も怒られたことがなくて、めちゃくちゃ甘やかされて育った僕っていう3人ですね。
──怒られたことがないんですか？
ガリ：僕がミスをしても、いつも笑って許してくれます（笑）。
──イベントをやっていて、反響などはどうですか？
ガリ：ホントにお客さんの質が良いんで、とてもじゃないけど言えないようなことを言ってもSNSで見かけることがないんですよ。だから僕たちも、その日最前線のワンナイト・ゴシップを投げ続けられるんで、これはホントにありがたいことですね。お客さんの反応も面白くて、ゲラゲラ笑いながらライブを見るというより、沈黙で一語一句聞き逃さへんって感じです。あとは毎回、最前列に来るオバちゃんがいてたりとかもします。
──悪趣味なオバちゃんですね（笑）。
ガリ：ホント悪趣味ですよ！ ロフトって飲食ができるから開場から開演まで1時間あるじゃないですか。開演までの1時間前から、ストリップを見るおっさんみたいな目で座ってますからね。開演したらしたで、その目つきのまま僕らのことを見てくるんです（笑）。
──イベントには業界関係者の方も見に来られてるとか、来られてないとか…ですよね？
ガリ：そうなんです。関係者の方は、できれば見に来て頂きたくないです（笑）。
噂のあんな人やこんな人が、ゲストに登場!?
──イベントに出演していて、ロフトプラスワンウエストのステージはどういうイメージをお持ちですか？
ガリ：ロフトプラスワンウエストのステージって独特で、普段の僕たちのイベントについてくれてるお客さんもいるし、ロフトプラスワンウエスト自体についてるお客さんもいらっしゃるんです。それは僕らとしても、やってて新しいですね。
──2015年1月9日の『下卑ゲビ太』と、これからの展望を教えて下さい。
ガリ：イベントでは毎回ゲストを呼んでるんです。1回目は、パラさんの同期で元芸人の一般の方。2回目が僕の知り合いの芸人のUFOを呼べる人で、けっこうマニアックな人に来てもらってて。せっかくロフトプラスワンウエストでやってるからには、もっとゴシップにマニアックなゲストを呼びたいです。もしくはゴシップ渦中の方ですね。
──たとえばどういった方ですか？
ガリ：問題を起こされたあの議員さんとか、あの議員さんとか！ あのタレントさんとか、あのアイドルとかですよ！
──ひょっとしたらひょっとするかも、次回以降のゲストに期待ですね。
