来る3月19日に、第9回目となる『月経ライヴ』を控える、鳥居みゆきとラブ守永。今回は『鳥居みゆき生誕祭スペシャル(本当の誕生日は18日)』ということで、毎度チケット即完のライブを目前に控えた鳥居みゆきと、その相棒にして従順なるマリオネットのラブ守永のお2人に直撃取材を敢行!! 誰も知らない2人の、「あやしい」関係に迫ってみた!! (interview:マツマル/LOFT/PLUS ONE)
テーマは「STOP・オナニー」!!
──本日はよろしくお願い致します。鳥居さんのファンというと、熱烈な方が多いようなイメージがありますので、失礼がなければ、と思うのですが…。
鳥居:そんなことないですよ。ただ、ラブちゃんのことは殺したいほど憎んでる人が大多数だと思いますけど。
ラブ:まあ、僕は2ちゃんねるで『【無能】ラブ守永』っていうスレッドがあるぐらいなので…。鳥居ファンの方に「最初は大嫌いだったけど、少しはマシになりました」って言われたこともあります。
鳥居:私も最近やっとマシになってきたよ?
ラブ:あ…それはよかったです(苦笑)。
──お2人の『月経ライヴ』も3月19日で9回目を迎えるわけですが、第1回目は阿佐ヶ谷ロフトで開催したんですね。
鳥居:…ふーん。
ラブ:覚えてないの!?
鳥居:あー、たしか私が生理のたびにストレスが溜まってて、「どうにか発散できないものか」と思って始めたのがキッカケです。たしか。
──あ、じゃあわりとタイトルまんまの意味だったんですね。
鳥居:そうなんです。「なんかやんないと狂ってしまう!」と思って、生理の日に合わせて始めました。以降、月経ライヴのためにピルを飲んで日程を合わせてます。
ラブ:そう思うとペース的にだいぶ不順ですけどね(笑)。
鳥居:ストレスをぶつけるための自己満足のライブなので、他のライブに比べるとかなりお手頃な価格だとは思いますよ。
ラブ:そうですね、安い代わりにこちらの好きなことをやらせてもらうという。
鳥居:何回かやってるうちに「こりゃ赤字になるな」っていう自覚はあったんですけどね。毎回衣装にこだわったり、2,000円以上のことをやってるのに、みんなあんまり飲食してくれないから、「システムわかってんのかな?」って感じですが。
ラブ::そこは声を大にして言いたいね(笑)。
鳥居:そうだよ! 私がアガっちゃったら終わりだよ!?
──いつの話になるんでしょうか(笑)。月経ライヴといえば、長尺のコントが恒例ですが、どちらが考えているのでしょうか?
ラブ:ほぼ鳥居さんですね!いや、「ほぼ」っていうか11割くらい! 僕は喋る小道具みたいなもんです。喋るし、よくトチる小道具。
鳥居:この人はほんとゼロからイチをつくるのが苦手ですからね。
ラブ:僕が採用されたのは、この前の『利きアナル』ぐらいですね(苦笑)。
鳥居:もうそこから発言しなくなったよね。「カラオケとかどうかな?」とか守りに入り始めて。
ラブ:まさか実現するとはね…。
鳥居:罰ゲームでオナニーとかもやってたよね。
ラブ:ああ、ライブじゃなくて映像だけど、野球選手名鑑を観賞しながらオナニーさせられたりもしましたね。
鳥居:臭かったなー! アレ。ずっと出してなかったぶんキツかった〜。
ラブ:いや、その日のために「『STOP・オナニー』しとけ」って言われたんだからしょうがないじゃないですか…。
鳥居:そうだ! 月経ライヴのテーマが「STOP・オナニー」ってのは言っておきたい。
──あれ!? そうなんですか? さっきの話とちょっとズレてきたような気が…。
ラブ:ズレてないですよ! 元から「STOP・オナニー」がテーマですから。
鳥居:だから月経がくるのはいいことなんですよ。皆さん、子供を作りましょうね。
ラブ:『STOP・オナニーライヴ』別名、『月経ライヴ』ということでね。
ラブ守永との関係は!?
──鳥居さんはラブさんに誘われてお笑いの世界に入ったと聞いたんですが…。
鳥居:えっ! なんで知ってんの!?
──wikipediaに書いてあったので…。
ラブ:お笑いの世界に…というか、養成所に誘っただけですけどね。ネタ見せの時に一緒になったりしたんですよね。それで僕が声を掛けたのがキッカケで。
鳥居:もともと養成所は探してたんですよ。で、「こんなに面白くないネタをやる人でも偉そうにできる世界なら、私が入った方がマシだな」と思いまして。
ラブ:すごいね。オブラートに包む気が微塵もないね。
鳥居:その養成所の費用が、私はタダだったんですけど、この人は1万5千円ぐらい取られてて。生徒の中でも一番多く払ってましたね。
ラブ:確かに最下層でしたね。それ以来の付き合いだから10年ぐらいになりますかね。
──月経ライヴに来たことのないお客さんからすると、鳥居さんに比べてラブさんは少し謎の存在かと思われるのですが…。
鳥居:この人ね、DVの親の間に生まれた子なんですよ。
ラブ:違いますよ(笑)。
鳥居:あ、DVの流れで無理矢理ヤられて生まれた子っていう意味じゃなくて、単純に親がDVって意味ですよ?
ラブ:そんなことないですし、親も普通ですから。まあ確かに、ネットでは知らない人から色々叩かれてはいるみたいですけどね…。
鳥居:「死ね」とか「三流以下」とか「バーター芸人」とかね。バーターと言えばこの前、バーターの仕事だけで月に12万円も稼ぎやがってさ。
ラブ:いや具体的な数字はいいじゃないですか…。
──ラブさんから見て鳥居さんはどういう人に見えてますか?
ラブ:何ひとつとして分かりませんね(笑)。長く付き合ってはいますけど、ほんと全くわからない。初対面の人の方がマシなレベルです。
──鳥居さんから見たラブさん像はどうですか?
鳥居:この人、私のマリオネットのくせに、最近、自我が芽生えてきたんですよ。いっちょ前に選挙行こうとしてたし。生意気に自我なんか持たないでよ!
ラブ:選挙行くのもダメなの?
鳥居:選挙権貰えたの? バーター芸人のくせに!
ラブ:バーターしたら貰えないなんてことはないですよ。とりあえず、鳥居さんに対しては感謝の気持ちでいっぱいではありますね。
鳥居:歩み寄ろうとしないでよ!!
ラブ:「自我持つな」とか「歩み寄るな」とか…もうムチャクチャですよ…(笑)。
──お2人は昔、『ラモンズスクイット』というコンビも組んでいらっしゃったんですよね。その頃と比べて、ネタは変化してきましたか?
ラブ:当時も下ネタが多かったかな…。万人ウケはしないし、今とそんなに変わらないですかね。
鳥居:うん、だって、やりたいことって、そう簡単にはね。
ラブ:そうだよね、人間のやりたいことなんてそんなに…。
鳥居:いや変わるよ。私、思ったらすぐ行動するもん。今はね、スノードームを趣味で作りたいなと思ってるの。
──いや、ネタの話だったんですけど……。